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ユーロ圏、消費拡大で回復加速の公算 変異株は重し=ECB総裁

欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は21日、新型コロナウイルス感染拡大が引き続きユーロ圏経済に対する重しとなっているとしながらも、消費の再活性化が予想される中、成長ペースは現在の予想から加速する可能性があるとの見方を示した。17日撮影(2021年 ロイター/Francisco Seco)

[フランクフルト 21日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は21日、新型コロナウイルス感染拡大が引き続きユーロ圏経済に対する重しとなっているとしながらも、消費の再活性化が予想される中、成長ペースは現在の予想から加速する可能性があるとの見方を示した。

ラガルド総裁は欧州議会の委員会で「新型コロナ変異株の拡大が引き続きリスクの源となっている一方で、世界的な需要見通しは改善しており、消費支出の予想を上回るペースでの増加を受け、(ユーロ圏経済は)一段と力強く回復する可能性がある」と語った。

ただ、現在は金利上昇を容認する時期にはまだ達していないとし、ECBは良好な資金調達状況を維持すると表明。「市場で金利が持続的に上昇すれば、より広範な資金調達状況の逼迫につながり、経済全体に影響が広がる恐れがある」とし、「こうした状況は現在進行中の景気回復とインフレ見通しに対するリスクになり得る」と述べた。

米経済との比較については、ユーロ圏よりも米国の回復がはるかに進んでいるとした上で「米国と欧州は明らかに異なる状況にある。比べてみたくなる気持ちは分かるが、双方に多くの相違があることを踏まえると、あまり賢明とは言えない」とした。

米国のインフレ高進に伴い、輸入価格の上昇や輸出の増加、さらにはユーロ圏でのインフレ期待など、一定の「波及効果」があり得るとしながらも、「全体としては、欧州連合(EU)基準消費者物価指数(HICP)への影響は緩やかなものになる」と予想した。

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