[25日 ロイター] - 米アップルが米従業員の給与予算を増額すると、米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が25日報じた。物価の上昇や社内での労組結成に向けた動きなどが背景にあるとみられる。
WSJが社内メールを基に伝えたところによると、米国の時間給労働者の初任給は時給22ドル以上となる。これは2018年の水準を45%上回る。
アップルの従業員や元従業員の間では昨年、労働環境についてインターネット上で批判の声が上がっていた。
また、ジョージア州アトランタの店舗では先月、従業員が労組結成の是非を問うための投票を申請した。
WSJによると、アップルは25日、一部従業員に年次査定の3カ月前倒しを通知し、新給与が7月上旬から適用されると伝えた。同社は全米で初任給を引き上げる計画という。
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