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東京外為市場・午後3時=ドル99円後半、米債利回り上昇が追い風に
2013年9月13日 / 06:47 / 4年後

東京外為市場・午後3時=ドル99円後半、米債利回り上昇が追い風に

[東京 13日 ロイター] -   
  
         ドル/円   ユーロ/ドル   ユーロ/円 
    午後3時現在 99.91/93  1.3268/72  132.57/61
  正午現在   99.68/70  1.3280/84  132.38/42
  午前9時現在 99.56/58  1.3297/01  132.39/43
  NY午後5時 99.50/56  1.3299/00  132.34/38

    午後3時のドル/円 は、前日のニューヨーク市場午後5時時点に比べてド
ル高/円安の99円後半。法人税減税に関する一部報道や実需のドル買いなど日本サイド
の要因に加え、米国債利回りの上昇がドルの追い風となり、一時100円に迫った。
    
   午前の取引では、実需のドル買いや、基調判断を2カ月ぶりに上方修正した9月の
月例経済報告、前日低下した米10年国債利回り が上昇に転じたことを手掛
かりに、ドルが上昇。ストップ(損失確定のドル買い戻し)を巻き込んで99.85円ま
で上値を伸ばした。ただ、来週に米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え、海外短期筋
はドルのロングポジション拡大には慎重で、ドルはすぐに支えを失って反落した。
     午後2時過ぎからの取引では、米債利回りが一段高になったことなどを受けて、ド
ルは再び騰勢を取り戻し、一時99.98円まで上昇、100円にあと一歩に迫った。
    
    
    <テーパリング・ライト>
    
     市場の関心事は、来週の米公開市場委員会(FOMC)での政策判断だが、現段階
では「テーパリング・ライト」(債券買い入れ規模の慎重な圧縮)が織り込まれていると
いう。
    「テーパリング・ライトで、やることはやるのだろうが、それを受けて株や債券がど
う反応するかは全くの未知数」(機関投資家)とされる。
    
    市場は、テーパリングの縮小規模に加え、フォワードガイダンスの強化の有無や、F
OMCメンバーによる2016年の政策金利予想に関心を向けている。
    フォワードガイダンスが「変化なし」であれば、市場はリスクオフに傾きやすい一方
で、失業率の目標を6%に引き下げるなど、利上げのスケジュールを先送りするガイダン
スが導入されれば、市場はリスクオンに傾くと見られている。
    新興国通貨に関しては「リスクオフなら素直に新興国通貨売り/ドル買い、リスクオ
ンなら新興国通貨買い/ドル売りという構図になりそうだが、ドル/円については、米金
利の方向感とリスクセンチメントが逆向きであるため、反応が読みづらい」と野村証券・
金融市場調査部のチーフFXストラテジスト池田雄之輔氏は言う。
    
    
    <米国債利回り、次期FRB議長>
    
     米10年国債利回り は2.9496/2.9477%と、前日ニュー
ヨーク終盤の2.905%から顕著に上昇した。
    午後のドル買い局面では、米国債利回り上昇と、次期米連邦準備理事会(FRB)議
長をめぐる思惑が広がった。
    日経新聞は13日の電子版で、オバマ米大統領が12日、来年1月に任期切れとなる
バーナンキFRB議長の後任に、ローレンス・サマーズ元米財務長官を指名する方向で最
終調整に入った、と報じた。副議長には女性のラエル・ブレイナード財務次官(国際担当
)を起用する意向だという。
    「次期議長に関する報道が直接影響したかどうかわからないが、(午後の)ドル高局
面では、米金利が上昇する中で、同報道が広く伝わった」(外銀)という。
  
    来年1月に任期が終了するバーナンキFRB議長の後任には、サマーズ氏とともにイ
エレンFRB副議長が有力視され、ホワイトハウスはこの秋に大統領が意中の人物を正式
指名する方針を示している。
    米上院共和党のジョン・コーニン院内幹事は、オバマ大統領がFRBの次期議長にロ
ーレンス・サマーズ氏を指名した場合は反対票を投じる方針だ。コーニン氏の事務所が1
2日明らかにした。コーニン氏は上院共和党ナンバー2の地位にあり、同党でサマーズ氏
指名に反対を表明した最有力者となった。
    コーニン氏の報道官は「サマーズ氏の行動記録を振り返ると、景気刺激のための財政
出動と増税を促進しており、これはテキサスの価値観にそぐわない」と語った。
    サマーズ氏はクリントン政権で財務長官、オバマ政権では経済担当の大統領主席補佐
官を務めた。
    
    <ユーロ>
    
    ユーロは1.32ドル後半で小幅な値動き、ユーロ/円は132円半ばを中心とする
値動きとなった。
     欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は12日、ユーロ圏経済の回復基調について
「非常にたどたどしい」との認識を示した。また、ここ最近の短期金利の上昇に関しては
正当化できないと語った。
  ドラギ総裁はラトビアで開かれた会合で、当面は金利を低水準のまま維持するとした
ECBのフォワードガイダンス(将来の政策指針)をあらためて確認。その上でECBは
政策の選択肢を失ったわけではないと強調した。
  
    

 (森 佳子

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