September 17, 2013 / 4:35 PM / 7 years ago

ECB、新LTRO実施との見方 米縮小緩和への対応で  

[ロンドン 17日 ロイター] - 欧州短期金融市場では、米連邦準備理事会(FRB)の緩和縮小による金利押し上げ圧力を受けて、欧州中央銀行(ECB)が新たな期間3年流動性供給オペ(LTRO)を実施するとの見方が一部で出ている。

短期金利は現在、ECBによる追加緩和はないとの見方を織り込む水準となっているが、バークレイズ・キャピタルやソシエテ・ジェネラルなどは「ECBの緩和打ち切りを見込むのは時期尚早」(ソジェンの債券・為替戦略部門責任者、ビンセント・シェグノー氏)との見方を示している。

FRBが実際に資産買い入れ縮小に着手すれば、世界的な流動性低下を背景に、短期金利は数週間で年初来の高水準まで戻る可能性がある。

そうなれば期間2年以下のユーロ圏短期金利は、現在0.5%となっているECBのリファイナンス金利の水準を越えるものも出てくるとみられている。これは投資家がECBの利上げを織り込み始める水準であり、ECBの追加緩和を見込む向きにとっては投資機会となり得る。

ECBは予見できる将来において、金利を現在の水準か、一段と低い水準に据え置く方針を示しているが、景気が改善する中で、現在より景気見通しが暗かった時期でも利下げを渋ったECBが追加利下げに踏み切る公算は小さい、とアナリストは指摘している。

ICAPのストラテジスト、フィリップ・タイソン氏は「FRBの資産買い入れ縮小サイクルが始まり、過剰流動性がさらに低下したら、何らかの新たなLTROが年末にかけて導入される」との見方を示した。

ただすでに早期返済を行っている銀行に再び資金借り入れを検討させるには、より魅力的な条件が必要になってくる。

バークレイズのアナリストは、LTROの金利を現在のリファイナンス金利水準である0.5%に固定させる可能性があると予想。オペの適格担保の基準も一段と緩和される可能性があるとみている。

アナリストによると、オペ金利を固定させることで、ECBは流動性の供給に加え、金利に関するフォワードガイダンスの信頼性強化という2つの目的を達成することが可能になる。

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