October 25, 2013 / 1:54 AM / 5 years ago

UPDATE 3-ドイツ、首相の携帯電話盗聴疑惑めぐり米に説明求める

* 米国との信頼関係、再構築する必要=独首相

* FTA交渉に影響か

* 米側は過去の盗聴疑惑に関してコメントせず (内容を追加しました)

[ベルリン/ブリュッセル 24日 ロイター] - メルケル独首相の携帯電話の通話が米情報機関に盗聴されていた疑いが浮上するなか、ドイツ側が米大使を呼び出し、説明を求めた。

メルケル首相は、ブリュッセルでの欧州連合(EU)首脳会議で、今回の一件により、ドイツが米国に寄せる信頼が失墜したと批判。「私だけの問題ではなく、ドイツ全ての国民に関する問題」と指摘し、「友人同士の間では、監視するような行為はまったく受け入れられない」と語った。

メルケル首相は首脳会議後、互いの国を対象にしたスパイ行為を禁じる協定を、年末までにドイツやフランスと締結するよう米国に求めたことを明らかにした。謝罪だけでなく、米国側の具体的な行動が伴うべきだと指摘した。

首脳会議初日を終えて発表された声明で、EU首脳はフランスとドイツの計画に支持を表明した。

米ホワイトハウスは過去に盗聴を行ったかどうかの事実には触れておらず、今後、監視は行われないとコメントするにとどめた。オバマ米大統領がメルケル独首相に対し、現時点で監視の対象とはなっていない旨を伝えたという。

ホワイトハウスのカーニー報道官は、オバマ大統領が電話で、メルケル首相の通話を「米国が現在監視しておらず、将来において監視することはない」と伝えたことを明らかにした。

ウェスターウェレ独外相は、今年に入って明らかになった米国の監視プログラムが対象としていた範囲について、「夏に(米側から)説明を受けた。こうした説明を信じることができるのか、再び検証する必要がある」と述べた。米国に対して明確なメッセージを送るため、声明の一部を英語で発表するという普段にない手法を用いた。

<失われた信頼>

盗聴の証拠は、独週刊誌シュピーゲルが取り上げた。問題となったメルケル首相の携帯番号が記載された国家安全保障局(NSA)の文書について、ドイツの情報機関が偽りがないことを確認し、オバマ大統領とメルケル首相が23日電話で話し合うことになったという。

ホワイトハウスの報道官は疑いがもたれているあらゆる特定の情報活動について公の場で論評することは控えるとコメントしたが、過去に盗聴が行われていた可能性を否定する言及はなかった。

メルケル首相は「同盟国間では信頼が必要で、信頼関係は再び再構築されるべき」と述べた。

<FTA交渉に支障か>

今回浮上した疑惑により、欧州連合(EU)・米国間の自由貿易協定(FTA)交渉に支障が出ると指摘する政治家もいる。

ドイツの最大野党・社会民主党(SPD)のガブリエル党首は欧州の市民の権利が侵害される恐れがあるのであれば、交渉継続は想定し難いと指摘した。

一方、ポファラ官房長官はより慎重な姿勢で、双方の情報機関の協力に関するルールを設定するような合意を米政府に求めると述べた。

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