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UPDATE 2-ユーロ圏成長率、2014年は1.1%に インフレ率はECB目標下回る見通し=欧州委
2013年11月5日 / 11:27 / 4年後

UPDATE 2-ユーロ圏成長率、2014年は1.1%に インフレ率はECB目標下回る見通し=欧州委

(内容を追加しました)

[ブリュッセル 5日 ロイター] - 欧州委員会は5日、秋季経済見通しで、2014年のユーロ圏域内総生産(GDP)伸び率は1.1%との予測を明らかにした。民間需要や投資は低調で、インフレ率は今後2年間欧州中央銀行(ECB)の目標を大幅に下回るとし、従来見通しを引き下げた。

ECBは今週理事会の開催を予定しており、今後の金融政策をめぐる議論に影響を与える可能性がある。

また、経済へ資金供給を活性化し民間需要と投資の拡大を図るため、銀行同盟の完成を急ぐ必要があるとの主張に沿った内容となった。

今年は0.4%のマイナス成長、2015年は1.7%のプラス成長と予測している。

5月時点では、2014年成長率は1.2%とし、民間消費や投資についてより楽観的な見方を示していた。

欧州委のデータによると、2014年もユーロ上昇は続く公算が大きいものの、域内の財・サービスの輸出は堅調になるとみられる。

ユーロ圏経済は第2・四半期にリセッション(景気後退)から脱却し、前期比の成長ペースも今後ゆっくり加速するとみられている。

レーン欧州副委員長は「欧州経済が転換点に達したことを示す兆候が増えている。財政規律と構造改革が回復の基礎を作り出した」との声明を発表した。

欧州委は、キプロスとスロベニア以外の全ての欧州連合(EU)加盟国の経済が2014年にはプラス成長になると見込んでおり、ドイツの成長率は1.7%、フランスは0.9%と予想している。

レーン副委員長は「ドイツとフランスが欧州の成長と雇用促進のカギを握っている」と述べ、両国が欧州首脳会議で提言された政策を実行すれば、域内の成長拡大と雇用創出に大きく寄与するとの認識を示した。

ドイツは内需拡大、フランスは財政再建やサービス部門の競争力強化などが課題とされている。

財政赤字の対GDP比率については、今年の3.1%から2014年は2.5%、2015年は2.4%に低下すると予測。

政府債務は、2014年にGDPの95.9%とピークに達し、2015年には95.4%に低下する見通し。今年は95.5%と予想されている。

インフレ率は、今年と来年は1.5%、2015年は1.4%となる見通し。ECBのインフレ目標は2%をやや下回る水準だが、この水準に届かない状態が続くことになる。

ユーロ相場の上昇もインフレ率の低下に寄与するため、ECBの利下げ観測を裏付ける要因となっている。

失業率は12%付近で過去最高水準が続くと予想している。

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〔表〕欧州委秋季経済見通し(GDP・インフレ率)

〔表〕欧州委秋季経済見通し(財政収支・政府債務・失業率))

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