January 28, 2014 / 12:26 AM / 6 years ago

UPDATE 4-米アップルの10─12月期決算、iPhone販売が予想下回る 株価急落

(詳細を追加しました。)

[27日 ロイター] - 米アップル が27日発表した第1・四半期(10─12月)決算は、スマートフォン(多機能携帯電話、スマホ)「iPhone(アイフォーン)」の販売が市場予想を下回ったほか、1─3月期の売上高見通しも市場予想を下回った。

これを受け、同社株は時間外取引で8%急落した。

アップルが重視する中国市場では、携帯電話国内最大手の中国移動 によるiPhone販売開始で韓国サムスン電子 からのシェア奪回が期待される今年がアップルにとって重大な分岐点となるはずだった。

しかし、同社の1─3月期の売上高見通しが市場予想を下回ったことで、投資家が中国移動とのiPhone販売提携に期待しすぎていた可能性が浮上したほか、スマホやタブレット端末の需要が世界的に伸び悩んでいることへの懸念が強まっている。

10─12月期の売上高は576億ドル。トムソン・ロイター・エスティメーツがまとめた市場予想は575億ドルだった。1株利益は14.50ドル。市場予想は14.07ドルだった。

純利益は130億7000万ドルで、前年同期と同水準。粗利益率は37.9%で、市場予想とほぼ一致した。

iPhoneの販売台数は5100万台と、四半期としては過去最高を記録。ただ、市場予想の5500万台には届かなかった。

タブレット端末「iPad(アイパッド)」の販売台数は2600万台で市場予想と一致。四半期としては過去最高となった。ピーター・オッペンハイマー最高財務責任者(CFO)は、中国本土での販売が2倍以上に増えたことを要因に挙げた。

人気が薄れつつある携帯型音楽プレーヤー「iPod(アイポッド)」の10─12月の販売台数はわずか600万台と、前年同期の半分以下だった。オッペンハイマーCFOは、1─3月期も前年比での減少は続くとの見通しを示した。

アップルは1─3月期の売上高を420億─440億ドルと予想。市場予想の平均は460億ドルだった。

アナリストは1─3月期の売上高が例年の水準を上回ると予想。中国移動とのiPhone販売提携で2014年度のiPhone販売が1100万台以上上乗せされるとの見方が出ている。

モーニングスターのアナリスト、ブライアン・コレロ氏は「1─3月期は、中国移動でのiPhone販売が開始された時期に当たるため重要だ。このため自社予想が市場予想を下回ったことは厄介な兆候だ」と指摘。「10─12月期決算の内容は問題ないが、1─3月期の売上高自社予想が420億─440億ドルと、市場予想を大きく下回っていることは懸念材料だ。これはレンジ中間の水準で25%の減少となり、前年の20%減に続く落ち込みとなる。1─3月期の粗利益率見通しは良好だが、売上高が確実に不足していると思われる」と述べた。

パシフィック・クレスト・セキュリティーズのアンディ・ハーグリーブス氏は「(中国移動向けiPhone)出荷台数が大方の予想を下回るのは間違いない」とし、「世界的に高機能スマホとタブレットの市場は飽和状態にあり、成長は望めない」と述べた。

アナリスト向け会議に出席したオッペンハイマーCFOは1─3月期の売上高見通しについて、ドル高の影響などを反映していると説明。今年初めのiPhoneの需給は、在庫が不足した1年前と比べ均衡がとれているとの認識も示した。

JMP証券のアレックス・ガウナ氏は「このところ業績改善の兆しが見えていたが、再びゼロ成長見通しに戻った格好だ」と指摘。「再び成長することを示せなければ、バリュエーション(株価評価)は高過ぎると言える」と述べた。

<中国販売>

投資家は引き続き中国販売の動向を注視している。アップルは中国でサムスン電子などのライバル勢に押されているが、投資家の間では、中国移動との提携で流れを変えられるのではないかとの期待が浮上している。

台湾、香港を含む大中華圏の売上高は前年同期比29%増の88億4000万ドル。iPadの売り上げが好調だったほか、昨年9月に初めて米国などと同時に中国で新型iPhoneを発売したことが寄与したとみられている。

同社は中国でのiPhone販売台数を公表していないが、サムスンのほか、華為技術(ファーウェイ)や北京小米科技(シャオミ)といった現地の低価格メーカーとの間で激しい競争が繰り広げられているとみられている。

市場関係者の間では、アップルが今年、新製品を発売するのではないかとの期待が根強い。スマートウォッチやテレビ製品のほか、大型iPhone、iTunesをモバイル決済や広告に活用するといった観測も出ている。

JMP証券のガウナ氏は「アップルには新製品の開発が必要だ。新製品はソフトウェア、モバイル決済、広告の分野になる可能性が高い。イノベーションが必要であり、アップルにはその力がある」と述べた。

*関連グラフ    アップル決算の推移 link.reuters.com/ryg46v

携帯電話・タブレット・PCの販売動向 link.reuters.com/jac26v

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