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銅相場の下落、中国ファンド勢の存在指摘する声
2014年3月14日 / 02:32 / 4年後

銅相場の下落、中国ファンド勢の存在指摘する声

[香港/上海/シドニー 13日 ロイター] - ここ1週間ほどの銅価格の大幅下落について、アナリストや先物ディーラーの間では、昨年12月からショートポジションを大量に積み上げていた中国のヘッジファンドが大量の売りを出した、との指摘がある。

中国当局が上海自由貿易区で金融自由化を進める中、世界の商品(コモディティ)市場で中国ファンド勢の影響力が今後一段と高まる可能性がある。

ファンドリサーチ会社Zベン・アドバイザーズによると、中国の投資ファンドの数は約700で、運用資産は3000億元(488億2000万ドル)程度。

国内の富裕層を顧客に持ち、ウェブサイトも開設せず詳細を公表していないファンドも多い。

証券会社の関係者によると、中国の銅先物を運用しているファンドでは、Zhejiang Dunhe Investment、Flowinvest China Commodities Trading、Yihui Investment、Shanghai Chaos Investmentなどがある。

Xinhu Futuresのシニアアナリスト、Lian Zheng氏は「多くのファンドは銅市場に弱気見通しを持っており、売りのタイミングをうかがっていた」と語った。

中国の弱い経済指標や銅需要の減退・在庫拡大に加え、今週の全人代で目立った景気支援措置が打ち出されなかったことから、弱気見通しが強まり、上海超日太陽のデフォルト(債務不履行)が絶好の売り機会となった、と指摘した。

先週7日に上海超日太陽 が中国債券市場で初のデフォルトを起こし、中国の景気減速懸念が強まったことがきっかけとなり、銅価格は大幅に下落、今週に入り約4年ぶり水準まで下げた。

<銅担保の資金調達>

中国の銅消費は世界全体の約40%を占めている。多くの企業が輸入した銅を担保に資金調達を行っているとみられており、ここ2年の輸入の半分以上はこうした資金調達に使われている、との指摘もある。

ただ、バークレイズ(シンガポール)のアナリスト、Sijin Cheng氏によると、銅を担保とした資金調達について、通常90─180日の信用状(LC)取引で行われているため、短期的な価格の下落や銀行の与信引き締めの影響はさほどないという。

Cheng氏は「証拠金取引とは違い、清算を強いられることはない。通常双方がヘッジをかけている現先取引で、全てのコストは事前に分かり、確定されている」と述べた。

上海のあるトレーダーは、今回の銅価格の急落について「投機筋が主導している。銅担保の資金調達案件でデフォルトが発生したとは聞いていない」と語った。

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