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新興国不安深刻化で質への逃避優勢か、FOMCでは債券買入縮小を想定=来週の円債市場
2014年3月14日 / 07:38 / 4年前

新興国不安深刻化で質への逃避優勢か、FOMCでは債券買入縮小を想定=来週の円債市場

[東京 14日 ロイター] - 来週の円債市場は、新興国不安が深刻化する可能性があり、質への逃避が優勢になりそうだ。また、18─19日で開催される連邦公開市場委員会(FOMC)では、債券買い入れが引き続き100億ドル縮小されるとみられている。

18日に20年利付国債入札が予定されている。調整が進んだことに加え、新発プレミアムが乗るため、利回りの絶対水準的には魅力が出ていることから、最終投資家の需要を含め一定のニーズが期待されている。

国債先物6月限の予想レンジは144.55円─145.10円。   10年最長期国債利回りの予想レンジは0.635%─0.600%。

米連邦準備理事会(FRB)は18─19日、イエレン議長の下で初のFOMCを開催する。FOMCについて、SMBC日興証券・金融財政アナリストの末澤豪謙氏は「ウクライナ情勢と中国懸念について、言及される可能性があるが、2月の米雇用統計が市場予想を上回ったこともあり、基本的には債券買い入れは引き続き100億ドル縮小することになるだろう」とみている。

会合では、利上げ検討を開始する目安としている失業率基準6.5%を撤廃する可能性があるとの見方も出ている。

外部環境の注目点をウクライナ情勢、中国リスクと見る市場参加者が多い。新興国不安が深刻化する可能性があり、「為替相場の円高地合い、株式相場の軟化が強まることで、日米独債利回りの低下が進むことを想定している。いわゆる質への逃避が優勢になりそうだ」(国内金融機関)との見方が出ていた。

需給は引き続き良好で相場を支える展開に変わりはないとみられている。市場では「日銀は国債買い入れオペをたんたんと打ってくる可能性が高く、加えて、20日は国債の大量償還を迎えることから、需給的には締まりやすい。期末が意識される一方で、来期を展望した需要もみられそうだ」(同国内金融機関)との指摘がみられた。

18日に20年利付国債入札が予定されている。今回債は前月債から償還が3カ月延びるため、148回の新発債になる。13日の日銀国債買い入れオペで残存10年超のオファー額が減額されたことで、超長期ゾーンの利回りに上昇圧力がかかった。市場では「20年債利回りは長い期間、1.4%台で推移してきたが、調整が進んだことに加え、新発プレミアムが乗るため、入札前取引では1.5%台に乗せる場面がでてきている。利回りの絶対水準的には魅力があり、最終投資家の需要を含め一定のニーズが期待できそうだ」(国内証券)との見方が出ていた。

ロイターニュース 金利マーケットチーム

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