[ロンドン 19日 ロイター] - キャメロン英首相とメルケル独首相は19日、20─21日の欧州連合(EU)首脳会議を前に電話会談し、EUがロシアに対する制裁を強化すべきとの認識で一致した。
EU外相は17日、高官の渡航禁止や在欧資産凍結などの制裁を決定している。
英首相の報道官によると、キャメロン首相は19日午後、メルケル首相とウクライナ危機への対応を協議。
「両首脳は、16日にクリミアで実施された住民投票、それに続くロシアのクリミア編入は違法との見解をあらためて示し、EUがロシアへの制裁を強化すべきとの認識で一致した」という。
両首脳はさらに「EUが米国などの国々と引き続き協調し、事態の鎮静化を図り、ロシアにウクライナがさらに不安定化するような行動をこれ以上させないようにすべきとの認識で一致」し、国際社会が経済支援など、ウクライナ支援に全力をあげるべき、との立場を確認した。