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レンジ内で値固め、決算発表にらみ個別物色=今週の東京株式市場
2014年5月6日 / 23:13 / 4年前

レンジ内で値固め、決算発表にらみ個別物色=今週の東京株式市場

[東京 7日 ロイター] - 今週の東京株式市場は、レンジ内で値固めの展開となりそうだ。連休中の米国株下落を受けて7日は売りが先行するものの、週後半にかけて相場の方向感が明確になるような手がかり材料は乏しい。米欧の低金利が続き、円安が進みにくい中では反発余地は限られる。一方、過度な企業業績予想に対する懸念は織り込んだ。好業績株への個別物色は継続すると予想される。

日経平均の予想レンジは1万4000円─1万4600円。

2日に発表された4月の米雇用統計は、非農業部門雇用者数が前月比28万8000人増と、2012年1月以来約2年ぶりの大幅増となったが、ウクライナ情勢の悪化が投資家心理を冷まし、国内連休中の米国株は上値の重い展開となった。米長期金利は低位にとどまり、円相場も強含み。日本株も連休明けは売り優勢となりそうだ。

ディスインフレの状態が続く欧州では、8日の欧州中央銀行(ECB)理事会での金融緩和観測も依然くすぶっている。円安をけん引役とする株高は想定しにくい環境だ。今週は立会日数が3日と短く、スケジュール面からは相場の方向感が定まるような手がかり材料に乏しい。

4月の東証1部の1日平均売買代金は1兆9975億円で、昨年8月以来8カ月ぶりに2兆円を下回った。国内企業の決算発表が本格化した4月下旬以降も売買代金は2兆円割れが続いている。米ダウ平均が史上最高値を更新中にもかかわらず、海外勢の日本株への関心は低いようだ。とはいえ、「4月前半に日経平均が1万4000円割れまで売られたことで、業績予想に対する過度な懸念は織り込んだ」(三菱UFJモルガン・スタンレー証券シニア投資ストラテジストの吉越昭二氏)との指摘も出ている。

今週は7日のソフトバンク 、任天堂 、8日のトヨタ自動車 、武田薬品 、9日の三菱重工 と主要企業の決算発表が相次ぐ。期待値が低下していただけに、決算の内容が良ければ個別に物色されることになりそうだ。これまでの発表分では2015年3月期利益予想について、横ばいから小幅増益とみている企業が多い。「控えめな利益予想が多いものの、増配を計画する企業が増えている。内心では今期業績に自信を持っている企業が多いのではないか」(野村証券投資情報部課長代理の寺田絢子氏)との声も出ている。日経平均の予想PERは14倍台前半であり、下値も売り込みにくいとの見方が多い。 (株式マーケットチーム)

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