Reuters logo
UPDATE 3-東芝が16年度に売上高7.5兆円計画、原発は既設プラント向け強化
2014年5月22日 / 05:37 / 4年後

UPDATE 3-東芝が16年度に売上高7.5兆円計画、原発は既設プラント向け強化

(内容を追加しました)

[東京 22日 ロイター] - 東芝 は22日開催した経営方針説明会で、2017年3月期に売上高7.5兆円をめざす計画を明らかにした。14年3月期の6兆5025億円から、3年間で1兆円の上積みをめざす。営業利益は4500億円(14年3月期2908億円)、純利益は2000億円(同508億円)を計画している。

会見した田中久雄社長は「これまで業績見通しを実現できなかったことが多かったが、14年3月期は期中の上方修正を含め売上高、営業利益は計画を達成した。今回の見通しも必達値として公表する数字だ」と説明。17年3月期の売上高計画は過去最高だった08年3月期の7兆6681億円にわずかに届かないが「さらなる積み上げを図り、過去最高の売上高をめざす」と計画の達成に自信を示した。

売上増にもっとも大きく貢献するのはNAND型フラッシュメモリーなどの電子デバイス事業で、17年3月期に2.2兆円(15年3月期予想1.7兆円)に拡大させる計画。電力・社会インフラ事業は2.3兆円(同2兆円)に、コミュニティ・ソリューション事業は1.6兆円(同1.4兆円)に、ライフスタイル事業は1.4兆円(同1.3兆円)にそれぞれ引き上げる。第3の柱として位置付けているヘルスケア事業も7200億円(同4400億円)に成長させる。

<テレビ・パソコン事業は継続へ>

赤字のパソコン事業については「下期は上期に比べて赤字幅が半減したが、まだまだ厳しい状況が続く」として、「BtoB(法人向け)をさらに拡大して確実な収益体制を築くとともに、徹底した聖域なき構造改革をもう一段行うべく検討している」ことを明らかにした。

「BtoBは受注生産的なものなので、在庫がたまることはない。BtoC(消費者向け)で無理なビジネスをしなければ、黒字化の定着は可能だろう」とみている。

2014年1─3月期に欧州在庫処理などで再び赤字に陥ったテレビ事業は「上期に比べると大幅な改善を達成しており、黒字化のめどがついた」と説明。これらの事業について、田中社長は「撤退するのは非常に簡単だが、黒字である限りやめる必要はない」との認識を示した。

<原子力事業は既設プラント強化>

同社は原子力事業で、新規受注39基、売上目標1兆円を掲げているが、田中社長は数値目標にはこだわらない姿勢を示した。

田中社長は「すでに原子力事業は80%以上90%弱が保守メンテナンス、新規ではない機器のリプレース、燃料事業で占められいる」と指摘した上で「1兆円の売り上げと39基には、まったくこだわっていない。もちろん新規受注を目指した活動はするが、無理をしない範囲でやっていきたい。それよりも安定的な収益源である保守サービス・燃料事業をもっと強化していきたい」と語った。

市場の一部で出ている原子力関連の追加損失懸念については「現時点では、原子力関連についての費用は織り込んだので、新たに発生するリスクはほとんどない」と説明した。

<M&Aは設備投資・投融資枠内で>

同社は2017年3月期までの3年間で設備投資・投融資1.5兆円、研究開発費1.2兆円を計画している。田中社長はM&A(合併・買収)に絡んだ資金調達について「設備投資・投融資の1.5兆円の枠内で進めたいと思っており、エクイティファイナンスは一切考えていない」と語った。 (志田義寧 編集:内田慎一)

私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」
0 : 0
  • narrow-browser-and-phone
  • medium-browser-and-portrait-tablet
  • landscape-tablet
  • medium-wide-browser
  • wide-browser-and-larger
  • medium-browser-and-landscape-tablet
  • medium-wide-browser-and-larger
  • above-phone
  • portrait-tablet-and-above
  • above-portrait-tablet
  • landscape-tablet-and-above
  • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
  • portrait-tablet-and-below
  • landscape-tablet-and-below