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ドル底堅く、FOMCに期待感つなぐ=今週の外為市場
2014年9月7日 / 22:53 / 3年後

ドル底堅く、FOMCに期待感つなぐ=今週の外為市場

[東京 8日 ロイター] - 今週のドル/円は底堅く推移し、翌週に控える米連邦公開市場委員会(FOMC)への期待感をつなぐ展開になりそうだ。大きく相場を動かしそうな経済指標の発表は予定されておらず、方向性が出にくいとの指摘もある。ウクライナや中東で地政学リスクをめぐる動きがあれば、通常より相場が反応しやすいとの見方も出ている。

予想レンジはドル/円が104.50―106.30円、ユーロ/ドルが1.2850―1.3050ドル。

先週末に発表された8月米雇用統計は、非農業部門雇用者の増加数が前月比14万2000人にとどまり、予想の22万5000人を大幅に下回った。105.20円台で推移していたドル/円は一時104.68円まで下押したが、その後は米国の株価と金利が持ち直し、105円前半と統計発表前の水準をほぼ回復して週明けの東京時間を迎えている。

<雇用統計の影響は徐々に薄まる>

今回の雇用統計では、非農業部門の雇用者数の増加は予想を大幅に下回ったが、時間当たり賃金は若干増加し、長期失業に関する見通しも改善した。市場では、米経済の回復基調が継続しているとの見方が根強く、「9月16─17日のFOMCが近づくにつれ、今回の雇用統計の影響は薄れていく」(クレディ・アグリコルの通貨ストラテジスト、マーク・マコーミック氏)との声も出ていた。

米国の金融政策は量的緩和が終了し、利上げに向かおうとしている。9月のFOMCでは、その方向性がより明確になるかどうかが焦点だ。

バークレイズ銀行の為替ストラテジスト、門田真一郎氏は、広範な雇用指標の解釈は複雑であるとし、「結局、9月FOMCにおける政策金利見通しが焦点になる」と指摘している。次回FOMCでは、イエレンFRB議長の会見が予定されるほか、2017年までの経済予測が出てくる見通しとなっている。

一方、ユーロもドルと同様に目立ったイベントがなく、方向性が出にくい展開が予想される。「ドル高の流れが強まれば、一段の下押しもあり得る」(金融機関)との指摘が出ている。

<地政学的リスクへの意識も>

市場では、ウクライナや中東の地政学的リスクに対する目配りが引き続き必要との指摘も根強い。「まだ根本的な解決につながるかは見通しにくい」(国内金融機関)との見方が優勢で、「材料に乏しいだけに、小さなイベントでも相場が動きやすい」(国内金融機関)面があるという。

ウクライナ政府と親ロシア派が停戦で合意したが、ウクライナ東部では、その後も一部で戦闘が続いており、女性1人が死亡、少なくとも4人が負傷したという。 (為替チーム)

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