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〔金利マーケットアイ〕国債先物が続伸で引け、長期金利は0.350%に低下

[東京 18日 ロイター] -

〔金利マーケットアイ〕

<15:30> 国債先物が続伸で引け、長期金利は0.350%に低下

国債先物中心限月3月限は前日比6銭高の147円66銭と続伸して引けた。米連邦公開市場委員会(FOMC)後の声明とイエレン米連邦準備理事会(FRB)議長会見では、利上げへの道筋に大きな変化がないことを示した。FOMCを受けて前日の米債相場が下落した流れを引き継いで、朝方は売りが先行したが、好需給が相場を下支えした。20年債入札が堅調な結果になると上値を試す展開となり、先物3月限は一時147円76銭と日中取引の高値を更新した。

現物市場はしっかり。入札をきっかけにした買い戻しで、20年超長期国債利回りは同2.5bp低い1.080%と2013年4月5日以来、約1年8カ月ぶりの水準に低下した。また、中期ゾーンにも国内勢の買いを観測。2年債利回りは一時前日比2bp低いマイナス0.020%、5年債利回りは同1bp低い0.035%といずれも過去最低を更新した。また、残存4年弱の5年115回債利回りがマイナス0.005%まで低下するなどマイナス金利が長めの年限まで波及した。

10年最長期国債利回り(長期金利)は一時同1bp低い0.345%に低下したが、午後3時半現在0.350%で推移している。

<15:25> 3カ月物TBのマイナス金利続く、翌日物の加重0.06%後半か

新発3カ月物国庫短期証券(TB)の入札結果で、最高落札利回りはマイナス0.0018%と前回と同水準になり、2週連続のマイナス水準となった。平均落札利回りはマイナス0.0063%と前回(マイナス0.0040%)に比べてマイナス幅を広げた。

新発3カ月物は入札結果発表後の業者間取引で、─0.010%から─0.003%のマイナス水準で出合いを付けた。

無担保コール翌日物の加重平均レートは0.06%台後半と前日(0.068%)並みの水準が見込まれている。地銀、信託、証券を主な取り手に、朝方から0.063─0.065%を中心に取引された。

<14:15> 20年ゾーンがしっかり、新発151回債利回りは1.120%に低下

20年ゾーンがしっかり。新発20年債入札が堅調な結果となったことで、入札で在庫を確保できなかった業者によるショートカバーの動きが出ている。

新発151回債利回りは、入札結果発表後の業者間取引で一時1.120%と平均落札利回り(1.145%)を下回った。また、第150回債利回りは一時前日比2.5bp低い1.080%と2013年4月5日以来、約1年8カ月ぶりの水準に低下した。

<13:00> 20年債入札結果は順調、国債先物は最高値に接近

財務省が午後0時45分に発表した20年利付国債(表面利率1.2%)の入札結果で、最低落札価格は100円80銭、平均落札価格は100円88銭となった。落札価格の平均と最低の開き(テール)は8銭で、前月債(41銭)から縮小した。応札倍率は3.71倍と前月債(2.88倍)を上回った。

最高落札利回りは1.150%で2003年6月以来11年半ぶりの低水準。

市場では、入札結果について「強めの内容」(BNPパリバ証券・チーフ債券ストラテジストの藤木智久氏)との評価が出ている。

順調な入札結果を受けて、国債先物は上昇。中心限月3月限は一時前日比16銭高の147円76銭に上昇し、12月16日の夜間取引で付けた史上最高値(147円77銭)に迫った。また、10年最長期国債利回り(長期金利)は一時同1bp低い0.345%に低下した。

<12:40> 3カ月物TB最高落札利回り-0.0018%、2週連続のマイナス

財務省が午後0時35分に発表した新発3カ月物国庫短期証券(TB)の入札結果で、最高落札利回りはマイナス0.0018%と前回と同水準になり、2週連続のマイナス水準となった。平均落札利回りはマイナス0.0063%と前回(マイナス0.0040%)に比べてマイナス幅を広げた。

日銀の買い入れペースに不透明感があったが、需給ひっ迫の状況に変化はなく、強めの結果だった17日の1年物入札に引きずられた格好となった。

<11:18> 3カ月物国庫証券落札利回り、ゼロ%近辺か

財務省は3カ月物国庫短期証券(502回)入札を実施している。足元の入札前取引では出合っていない。最高落札利回りについて市場では「予想はゼロ%近辺だが、前日の1年物の強さから判断して、前回並みのマイナス金利の水準も想定できる」(短資会社)との見方が出ていた。12月11日入札の前回の最高落札利回りはマイナス0.0018%、平均落札利回りがマイナス0.0040%だった。502回証券の償還が2015年3月30日となることに関しては「通常は年度末が意識されて敬遠されることも考えられるが、足元の地合いから判断して、ニーズに大きな変化はないだろう」(同短資会社)との指摘がみられた。

18日午前の短期金融市場では、無担保コール翌日物は0.063─0.065%中心での取引。主な取り手は地銀、信託、証券。当座預金残高が連日で過去最高を更新する方向となり、資金ニーズは限定的だった。ユーロ円3カ月金利先物は閑散。

<11:09> 国債先物が小反落で前引け、長期金利0.360%に上昇

国債先物は小反落で午前の取引を終えた。注目されていたFOMC後の声明とイエレンFRB議長会見での発言は、利上げへの道筋に大きな変化がないことを示した。17日の米国市場はドル全面高・株高・債券安で反応し、円債市場は高値への警戒感がある中、米債安を手掛かりに調整売りが先行した。もっとも、好需給に変わりはなく、短期筋の買い戻しもみられたことから底堅く推移した。現物債は小甘い。国債先物に連動する格好で、長期ゾーン中心に利回りに上昇圧力がかかった。入札を前にした20年債も調整地合い。

長期国債先物中心限月3月限の前引けは、前営業日比4銭安の147円56銭。10年336回債利回り(長期金利)は前営業日比0.5bp上昇の0.360%。

<10:44> 20年債入札の利率1.2%で決着、年金勢などの需要で無難か

財務省は20年利付国債(12月債)の入札を通告した。表面利率は11月債から0.2%引き下げの1.2%と、2003年6月発行の62回債(0.8%クーポン)以来の低水準となる。11月債から償還が3カ月延びるため、新発債となる。発行日は12月22日。

入札について、市場では「イールドカーブ上で見ると、10年債対比で20年債は出遅れ感があることに加え、日銀オペにより超長期ゾーンは需給が締まる方向にあることから、波乱なく無難な入札結果に収まりそうだ。ただ、利回りの絶対値バイヤーである保険会社は、買いを手控えると思われる。年金勢の一角や銀行勢などが、買いの主体になりそうだ」(国内証券)との見方が出ていた。

<10:28> 新規国債を補正で8年ぶり減額へ、「織り込み済み」の声

政府は、2014年度補正予算で、新規国債の発行額を減額する検討に入った。年度途中で発行額を減らすのは第1次安倍政権の06年度以来、8年ぶりとなる。経済対策の策定と同時に財政状況をこれ以上悪化させないよう、新たな借金を抑制する姿を示す。また、政府が年内に決定する2015年度予算編成の基本方針案の全容が18日、わかった。国と地方の基礎的財政収支の赤字を国内総生産(GDP)比で半減させる目標に向け「最大限、努力する」とし、新たな借金である国債発行を抑制する姿勢を打ち出す。

これらの点について、JPモルガン証券・チーフ債券ストラテジストの山脇貴史氏は「市場はある程度、織り込んでいるようだ。市場では、10年超の国債がどの程度の規模で発行されるかという、カレンダーベースの部分がフォーカスされている」と指摘した。

<09:50> 国債先物は底堅い、短期筋の買い戻し

長期国債先物は底堅い。3月限は147円49銭まで売り込まれる場面があったが、「日銀買い入れによる好需給に変わりはなく、短期筋がすぐに買い戻している。日経平均株価の大幅高の影響は限定的」(外資系証券)との指摘がある。足元は前営業日比4銭安の147円56銭近辺で推移。長期金利も0.370%まで上昇した後、足元は0.365%での推移。一部銀行勢の押し目買いが入ったとの観測が出ている。

FOMCについて、みずほ証券・チーフマーケットエコノミストの上野泰也氏は「フォワードガイダンスのキーワードを差し替えたことは、予想外だった。政策運営の柔軟性をさらに確保しようとする狙いがあると思うが、声明文で前のフォワードガイダンスと一貫性があることを強調したので、ハト派寄りの基本姿勢は変わっていない」と分析したうえで、今回のキーワードの差し替えだけで、利上げが前倒しになったと見るのは早計と指摘した。

<08:55> 国債先物は反落で始まる、FOMC受けた米債安で調整

長期国債先物は反落して取引を始めた。3月限の寄り付きは前営業日比7銭安の147円53銭。注目されていた16─17日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)後の声明とイエレン米連邦準備理事会 (FRB)議長会見での発言は、利上げへの道筋に大きな変化がないことを示し、17日の米国市場はドル全面高・株高・債券安で反応した。市場では「円債市場は高値への警戒感がある中、まずは米債安を手掛かりに調整売りが先行。きょうは20年債入札を控えていることも影響している」(国内金融機関)との見方が出ていた。10年最長期国債利回り(長期金利)は同1.5bp上昇の0.370%、20年150回債利回りは同1bp上昇の1.115%と、相場は弱含んでいる。

<08:34> 翌日物0.063─0.065%中心、資金ニーズは限定的

無担保コール翌日物は0.063─0.065%を中心に取引されている。主な取り手は地銀、信託、証券。大手行は0.060%で資金調達意欲を示している。市場では「当座預金残高が連日で過去最高を更新する見込みにあり、資金ニーズは限定的。中心レートは前営業日と大きな変化はみられない」(国内金融機関)との声が聞かれた。

日銀によると、朝方の金融調節を見送った場合、当座預金残高は174兆7000億円程度、準備預金残高は133兆4000億円程度となる見込み。

<07:23> 翌日物0.06%前半が中心か、当預残は過去最高174.7兆円見込み

無担保コール翌日物は0.06%台前半を中心に取引されそうだ。18日の資金過不足は3400億円の余剰。当座預金残高は連日して過去最高を更新するとみられ、資金余剰感から、資金調達ニーズは限られそうだ。「地銀や信託、証券を主な取り手に0.063─0.065%付近と、前日とほぼ同水準で取引が始まるのではないか」(国内金融機関)という。

17日の加重平均金利(速報ベース)は、前営業日比0.001%高い0.068%だった。

日銀が朝方の金融調節を見送った場合、当座預金残高は17日に比べて4000億円増の174兆7000億円程度と17日の過去最高(174兆3900億円)を更新する見込み。残り所要積立額は1兆0100億円。

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