December 18, 2014 / 7:37 AM / 4 years ago

訂正-UPDATE 3-スイス中銀がマイナス金利導入、安全買い抑制でフラン上限守る構え

(英文の訂正により、第5段落目のマイナス金利の適用方法に関する記述を明確にしました。)

[チューリヒ 18日 ロイター] - スイス国立銀行(中央銀行)は18日、マイナス金利を導入する方針を示し、中銀預金金利をマイナス0.25%とした。

ロシア市場の動揺や原油相場下落を受けたスイスフランへの逃避買いを抑制する姿勢を打ち出した。

3カ月物LIBOR(ロンドン銀行間取引金利)目標レンジはマイナス0.75%―プラス0.25%に拡大する。

いずれも1月22日から有効となる。

スイス中銀は商業銀行や他の金融機関が中銀に預け入れる1000万フラン以上の預金残高についてマイナス金利を適用する。最低限の預け入れを義務付けられている銀行については、このマイナス金利適用の残高基準が20倍に引き上げられる。

中銀は短い声明で、「ここ数日、さまざまな要因により安全な投資先への需要が高まっている。マイナス金利の導入により、スイスフラン投資への魅力が低下する」と指摘した。

先週末時点の商業銀行の中銀への預金残高は3130億スイスフラン。

中銀はスイスフランの上限として設定している1ユーロ=1.20フランを断固として防衛する決意も示した。

アナリストは今回の措置で一時的にユーロへの売り圧力は弱まるとみている。しかし「欧州中央銀行(ECB)が2015年第1・四半期に国債買い入れに踏み込めば、フランの上限を守るために一段の措置が必要となる」(スイスクォートのアナリスト)とみられている。

クレディスイスのエコノミスト、マキシム・ボッテロン氏は、スイスフランへの圧力が高まった場合、中銀預金金利のマイナス水準を一段と引き下げる可能性があるとの見方を示した。

マイナス金利は国内大手行にとってコスト高となるほか、年金基金やマネーマーケットファンド(MMF)に悪影響を与える可能性がある。

スイスフランはここ数週間、1ユーロ=1.20フランの水準に迫る展開となっている。ECBが来年初めに大規模な量的緩和を実施するとの見方を背景に、ユーロが下落しているためだ。

スイスは世界的に固定相場制の維持が難しくなっていた1972年に資本規制を導入。しかし、1978年にはドイツマルクに対するスイスフラン上限の導入に追い込まれた。

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