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UPDATE 2-米FOMC、利上げへの計画づくり進展=議事要旨
2015年1月7日 / 21:03 / 3年前

UPDATE 2-米FOMC、利上げへの計画づくり進展=議事要旨

(情報を追加しました)

[ワシントン 7日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)が7日公表した2014年12月16─17日分の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨によると、委員会は今年のどこかで利上げを開始するための準備を進めた。利上げに関する市場とのコミュニケーション方法について活発な議論が交わされた。

委員会は広範な指標を分析。日本や欧州の景気が後退し、主要新興国は成長鈍化が懸念されるなど国際情勢が悪い方向へ進む中、米国の経済回復が底堅いことが示された。

原油価格の急落で、物価は目標の2%上昇からさらに外れつつあるものの、消費は拡大し雇用も増えており、企業の投資も安定しているようにみえる。

議事要旨は「消費者信頼感は総じて底堅く、直近の消費支出が力強いことを示唆していると参加者の多くが指摘した。大半の参加者はエネルギー価格の最近の大幅な下落が追い風になると判断した」としたほか「調査先の民間企業は景気がおおむね良いと指摘しており、多くの地域で複数の企業が2015年はさらに景気が改善するとの楽観的な見方を示した。製造業の活動は底堅かった」とも言及した。

ただ、インフレ率は依然として低く、ユーロ圏や日本の経済見通しは振るわない。連邦準備制度は、米経済の改善を認めつつも利上げ時期を特定しないという難しい対応をせざるを得なくなっている。

FOMC終了後に公表された声明には、利上げまで「忍耐強くいられる」との表現を新たに盛り込まれた。ただ、FRBは事実上のゼロ金利政策を「相当な期間」続けるとしていたこれまでの方針に変更がないとも説明している。

以前の文言は、10月の資産購入プログラムの終了と結びつけられ、金融政策が期日にしばられていると受け止められるとされていた。

新たに盛り込まれた「忍耐強くいられる」との表現について、FOMC参加者のほとんどは「資産購入プログラムの終了と政策の正常化開始を結びつけていた以前の文言と比べると、その都度入ってくる情報に応じた政策の調整を可能にする柔軟性がある」とした。

以前と方針に変わりはないとしたことで、新たな文言が政策変更を示唆し、利上げ時期が近くなったと受け取られることを委員会は回避しようとした。

イエレン議長はこの時のFOMC会合後の記者会見で「忍耐強くいられる」の意味は、今後数回の会合では利上げしないということだと説明した。

フィデュシアリー・トラスト(ボストン)の最高投資責任者、マイケル・ムラニー氏は「早すぎる利上げへの市場の不安を払拭しようと腐心しているように思える。今年のいずれかの段階とするのは結構だ。しかし、原油安に伴う世界経済の鈍化で今年末まで何も起きないとみる人は多い」と述べる。

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