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原油とドルの逆相関関係が復活、OPEC総会控え波乱要因に
2015年5月26日 / 05:09 / 2年後

原油とドルの逆相関関係が復活、OPEC総会控え波乱要因に

[26日 ロイター] - かつて顕著だった原油とドルの逆相関関係が、再び目につくようになってきている。石油輸出国機構(OPEC)総会を控え、新たな波乱要因となる可能性もある。

市場では昨年後半も原油安とドル高が進んだが、アナリストの間では、この逆相関は偶然だとの見方が多かった。原油は余剰感で下落し、ドルは欧州の金融緩和や米利上げ観測を背景に値上がりしたとの解釈だ。

ただ、市場では数週間前から、為替が原油価格を歪める要因になっているとの見方が浮上しており、原油市場の関係者が為替動向を注視している。

モルガン・スタンレーは約2週間前、ドル指数 と北海ブレント原油先物 の間に「異様な」関係がみられると指摘。逆相関の度合いが過去3年で最高に達したと分析した。

前週末の原油価格は2%下落、ドル指数は1%上昇した。

米連邦準備理事会(FRB)が予想通り年内に利上げを開始すれば、ドル高が進み、それに伴い、原油価格が値下がりすることも考えられる。

エイブラハム・トレーディングで商品ファンドを運用するサーレム・エイブラハム氏は先週、原油相場の先行きに強気になりたいが、ドル高を警戒していると発言。ドル高が続くようなら「自分の気持ちとは裏腹に、ドル買い/原油売りのポジションを組むだろう」と述べた。

OPECは来月5日に総会を開く。市場では今後のドル高を予想する声が多く、これが原油価格やOPECの減産見送り決定に影響を及ぼすのではないかとの見方も出ている。

ロイターのデータによると、ブレント原油とドル指数の相関係数(25日平均)は前週末時点でマイナス0.63。これは同期間中、63%の確率で原油とドルが反対の方向で動いていたことを意味する。

欧州債務危機のピークにはマイナス0.8まで低下したが、過去2年間は平均マイナス0.06と、強い逆相関の関係はみられていなかった。

マーチャント・コモディティ・ファンドのダグ・キング最高投資責任者は「ドル指数が今の90台半ばから120を上回る水準に上昇すれば、原油が50ドルを割り込む可能性が非常に現実味を帯びてくる」と述べた。

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