August 4, 2015 / 1:33 AM / 5 years ago

6月実質賃金は前年比-2.9%、ボーナス除けば横ばい=毎月勤労統計

[東京 4日 ロイター] - 厚生労働省が4日発表した6月の毎月勤労統計調査(
速報)によると、現金給与総額(事業所規模5人以上)が前年比2.4%減と大幅に減少
した。減少幅は2009年12月(同6.0%減)以来の大きさ。夏季賞与が大半を占め
る特別に支払われた給与が大幅に落ち込んだためだが、厚労省では、ボーナスが5月に前
倒しで支給されたことなどが影響した可能性があるとして、賃金の基調は「緩やかな上昇
傾向に変化はない」としている。
    この結果、物価の変動を考慮した実質賃金は前年比2.9%減となったが、ボーナス
を除く所定内給与と所定外給与を合わせた決まって支給する給与(定期給与)対比では前
年同月比横ばいだった。
    
  かく乱要因は夏季ボーナスの動向。6月の特別に支払われる給与は前年比6.5%減
と、5月の同25.2%増から一転して減少に転じた。減少は14年10月(同0.5%
減)以来。厚労省では「一部事業所で5月に前倒し支給が生じた可能性があるほか、夏季
賞与は7月、8月に支払われることも多いため、動向を6月単月でみるのは適切ではない
」とし、「6月━8月の状況を総合的に判断する必要がある」としている。
    
    このため、賃金の基調破断では、「特別に支払われた給与を除き、所定内給与と所定
外給与を合わせた決まって支給する給与(定期給与)でみることが適切だ」とし、基調に
変化はないとした。
    
    現金給与総額は前年比2.4%減の42万5727円。就業形態別では、正社員など
フルタイムで働く一般労働者が同2.4%減。パートタイム労働者は同0.6%減だった
。
    
    このうち所定内給与は前年比0.4%増と4カ月連続で増加した。一般労働者は同0
.6%増、パートタイム労働者は同0.1%減だった。所定外給与は前年比0.4%減と
4カ月連続で減少した。所定内と所定外を合わせた定期給与は同0.4%増だった。

  総実労働時間は前年同月比0.2%減だった。
    
    
  詳細は以下のとおり。(前年比、%、▲はマイナス)
    
              5月      6月速報
現金給与総額       +0.7     ▲2.4
 所定内給与       +0.2     +0.4
 所定外給与       ▲1.4     ▲0.4
 特別に支払われた給与 +25.2     ▲6.5
実質賃金          0.0     ▲2.9
所定外労働時間      ▲1.7     ▲1.7
常用雇用         +2.0     +2.1
 一般          +1.4     +1.5
 パート         +3.5     +3.4
    
    *統計の詳細は以下のURLでご覧になれます。
    here

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