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欧州株式市場=続伸、イエレン発言が追い風

[ロンドン 30日 ロイター] - 欧州株式市場は続伸して取引を終えた。前日に米連邦準備理事会(FRB)のイエレン議長が利上げに慎重な姿勢を示したことが好感された。事業分割を提案したドイツの小売り大手メトロ も大きく買われた。

FTSEユーロファースト300種 は16.48ポイント(1.25%)高の1339.88で取引を終えた。DJユーロSTOXX50種指数 は39.23ポイント(1.31%)高の3044.10だった。

ドイツのクセトラDAX指数 は1.60%上昇した。

ただFTSEユーロファーストは依然として年明けから約7%安の水準にある。中国経済の減速が世界に及ぼす影響が懸念されているためで、FRBのイエレン議長は前日の講演で利上げを慎重に進める方針を示した。ハンプステッド・キャピタルのファンドマネジャー、レックス・フォン・ダム氏は、FRBや欧州中央銀行(ECB)による低金利政策が国債や預金の利回りを低下させ、より高利回りの株への投資を促していることを議長のコメントは示していると話す。

フォン・ダム氏は「世界の中銀によって株式相場は下支えされ続けている。経済は最高の状態ではないかもしれないが、実質金利がマイナスの状況下では、他に利益が出る投資先はそうはない」と指摘した。

イエレン議長の発言を受けて、外為市場ではドルが下落した。ドル建て資産に割安感が出たことを背景に、STOXX欧州600鉱業株指数 やSTOXX欧州600石油・ガス株指数 は上昇した。

メトロは11.5%上昇した。事業を2つに分割し、卸売りと食品部門をひとつの会社とし、家電部門は既存の別の会社の一部とする計画を明らかにした。

インド鉄鋼大手タタ・スチール が英市場から撤退する意向を示したことで、欧州を舞台にした鉄鋼メーカーの合併・買収(M&A)に期待が高まった。

ドイツのティッセンクルップ は8.3%、鉄鋼世界最大手のアルセロール・ミタル は3.6%、欧州最大のステンレス鋼メーカーであるフィンランドのオウトクンプ は6.5%それぞれ上昇した。

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