[10日 ロイター] - トムソン・ロイターの調査によると、米S&P総合500種指数採用企業の2016年第1・四半期決算は、前年同期比で7.6%の減益となった。
これまでに500社中22社が第1・四半期決算を発表。利益がアナリスト予想を上回った企業の割合は86%。これは長期平均の63%、過去4四半期の平均である68%をともに上回っている。
売上高がアナリスト予想を上回った企業の比率は64%。これは長期平均の60%、過去4四半期平均の46%を上回っている。
2016年第1・四半期の1株利益について、悪化もしくは市場見通しを下回ると予測している企業は103社、改善もしくは市場見通しを上回ると予測した企業は27社。悪化を改善で割ったネガティブ/ポジティブレシオ(103/27)は3.8。
500社の今後4四半期(16年第2・四半期―17年第1・四半期)の予想株価収益率(PER)は16.4倍。
4月11日からの週は15社が2016年第1・四半期決算を発表する。
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