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再送-米大統領演説こうみる:「有言実行」度合いが試される=三井住友銀 宇野氏
2017年3月1日 / 04:27 / 9ヶ月後

再送-米大統領演説こうみる:「有言実行」度合いが試される=三井住友銀 宇野氏

(本文中の脱字を補いました)

[東京 1日 ロイター] -   

<三井住友銀行 チーフストラテジスト 宇野大介氏>

トランプ大統領の演説は新味のないもので、アメリカン・スピリットの復活と米国のリーダーシップの復権という精神論に終始した。

大統領令発布の実績について述べているが、トランプ大統領にとっては「約束する事」が「公約を守った事」を意味しているようだ。

実現可能性については触れないというスタンスが演説から確認できた。

演説では、株価上昇、環太平洋連携協定(TPP)離脱など就任後40日間の実績を振り返ると共に、米企業によるパイプラインの建設、オバマケア(医療保険制度改革)の見直し、壁建設、国境警備強化、総額1兆ドル規模のインフラ投資計画などをあらためて表明するのみだった。

演説中のドル相場の反応は小幅なものにとどまったが、時間がたつに連れて市場では、トランプ氏の政策の実現可能性について懐疑的な見方が台頭してくる可能性があるとみている。

トランプ大統領の政策は「驚くべき」や「目を見張るような」などといった修飾過多な言葉でしばしば表現されるが、多くの政策は財源や期限が明らかにされずに現在に至っている。

就任後40日を経ても、このような抽象論にとどまり「有言実行」の手掛かりを得られないとすれば、期待に基づく相場のスターットダッシュはこれで終わりと言えよう。

この後の予算教書や経済教書(大統領経済報告)、そして100日計画の終わる4月末を待ったとしても、具体性を帯び、新しいサプライズを伴う、米経済を活性化させる政策が出てくることはないだろう。

3月に入り早速、米連邦準備理事会(FRB)要人から3月利上げの地ならしを図るかのような発言が相次いでいる。

ただ、今後の為替相場の本質的なテーマは、トランプラリーの巻き戻しがどの程度進むかということであり、それを弱め、加減するのがFRBの利上げという副次的なテーマであると位置付けている。

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