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再送-為替こうみる:G20声明草案、EUの反対見込まれる=ニッセイ基礎研 上野氏
2017年3月8日 / 04:34 / 8ヶ月前

再送-為替こうみる:G20声明草案、EUの反対見込まれる=ニッセイ基礎研 上野氏

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[東京 8日 ロイター] -

<ニッセイ基礎研究所 シニアエコノミスト 上野剛志氏>

G20声明の草案の観測報道が出ているが、米国サイドの希望を盛り込んだ観測気球的な印象を受ける。米国が今後、保護主義色を強めていく場合、これまでの「あらゆる保護主義に反対する」とのG20の立場は、他国からの批判に大義名分を与えることになる。それを反故(ほご)にしたいという米国の意向が透ける。

「公正で開かれた国際通商システム」への変更とのことだが、「公正」つまりフェアであるというのが譲れないポイントというのはトランプ米大統領の主張に重なる。米国にとって公正かどうかということだろう。

「公正」という文言は、どのようにでも都合の良い解釈を許容しかねない。欧州連合(EU)は賛成しないだろうし、保護主義が正当化されれば関税などで米国のターゲットにされやすくなる中国も反対の側だろう。

日本も反対だろうが、安全保障とのバランスでは米国に反対しにくい部分もあるため、難しい立場に置かれそうだ。

為替関連での文言変更は「競争的な通貨切り下げを回避し、競争目的で為替をターゲットとしない」との文言が消えて「従来の為替相場のコミットメントを再確認する」とする案のようだ。

こちらは従来の方針から逸脱するようには見えず、コンセンサスが得られてもおかしくない。米国の通貨政策がまだ固まっていないことの裏返しかもしれない。

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