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UPDATE 3-米フィラデルフィア連銀総裁、12月の利上げを想定
2017年11月13日 / 01:15 / 12日後

UPDATE 3-米フィラデルフィア連銀総裁、12月の利上げを想定

(内容を追加しました)

[東京 13日 ロイター] - 米フィラデルフィア地区連銀のハーカー総裁は13日、「低インフレの謎」については慎重な見方を示しつつも、米連邦準備理事会(FRB)による12月の利上げを想定していると述べた。さらに、FRBは将来的なあらゆる経済ショックに備える必要があるとの見解を示した。

総裁は、東京で開催されている会議に出席。12月の利上げを「軽く予定に入れている」と述べ、利上げに対する確信が前月より若干弱まっていることを示唆した。インフレに関して、その弱さや評価方法は「引き続き慎重さを要する」と述べた。

今年米国では失業率は低下したものの、物価水準の指標はFRBの目標である2%を下回る。FRBは今年に入り、政策金利を2回引き上げ、債券ポートフォリオの縮小を継続する一方で12月半ばの追加利上げを見込んでいる。

ハーカー総裁はインフレが軌道に乗っている限り、FRBは来年3回の利上げを行うと予想。予想される引き締めにより、政策が中立スタンスに戻る可能性があると述べた。

今年、米連邦公開市場委員会(FOMC)で投票権を持つ中道派の同総裁は、経済は「ほぼ全力」の状態であり、労働市場は依然として「緩みが非常に少ない」ことから、FRBは正常化を続けるべきだと主張。経済的ショックが発生する可能性に対し、準備を整えておくことが必要だと述べた。

「いくつかの理由により、緩和の解除が正しい次のステップになる」と指摘。「システムに新たなショックが発生した場合、われわれの政策ツールが最も効果的であることが望ましい。私見では、それはバランスシートの縮小を意味する」と述べた。

具体的な債券ポートフォリオの縮小については、前もって明確に伝達し、予測可能な方法で実施すべきとの考えも示した。

総裁は米経済について、消費者物価の上昇に適した状態にあるとしながらも、経済指標で確認されることで念を入れたいと述べた。

「失業率は2018年遅く、もしくは2019年初めに4%割れの水準まで低下し、その後再び上昇し始めるだろう。それにより賃金に圧力がかかり、インフレ率も目標に回帰するはずだ。ただ私は『はずだ(should)』という言葉を強調したい。なぜなら、われわれはしばらく前からこうした展開を予測しているが、実現していないからだ」と説明した。

トランプ米大統領が今月、FRBの次期議長にパウエルFRB理事を指名すると発表したことに関しては、金融政策の大幅な変更は予想していないと述べた。

FRBは12月12─13日に次回のFOMCを開催する。

会議に同席した日銀の中田勝紀国際局長は、予想以上にインフレ圧力が強まっても、FRBが米経済と金融市場を正しい方向に導くと確信していると述べ、世界経済への影響は抑制されるとの認識を示した。

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