(情報を更新しました) [12日 ロイター] - アジア通貨市場では韓国ウォンが上昇し6週間ぶり高値。 米朝首脳会談の見通しを受けて朝鮮半島を巡る政治的な緊張が緩和している。 他のアジア通貨はドルに対して小幅高。ドルは軟調に推移している。 シンガポールドルと台湾ドルはそれぞれ約0.2%と約0.1%上 昇。 インドルピーは約0.3%値上がり。きょうはインフレ関連指標が発表され る。 タイバーツは約0.2%上昇。 人民元は小幅上昇。中国人民銀行(中央銀行)がこの日の基準値を元高方 向に設定したことが背景。 一方、フィリピンペソは小幅安。フィリピン統計局が9日発表した1月の 貿易統計は、輸出が前年同月比0.5%増の52億2000万ドルと、2016年11月 の4.5%減以来最も低い伸びとなった。これを受けて貿易赤字は引き続き高水準となり 、ペソが一段と圧迫される可能性が示された。 韓国ウォンが0.6%上昇し、アジア通貨の上昇を主導。ウォンは9日、 トランプ米大統領が北朝鮮の金正恩・朝鮮労働党委員長と会談する用意があると述べたこ とを受けて上昇していた。 OCBCはリサーチノートで、「米トランプ政権は対話で譲歩しないとしているもの の、米朝首脳会談に対する市場の期待は高い」と述べた。 ソウル株式市場の総合株価指数(KOSPI)も上昇し5週間ぶり高値。 0559GMT(日本時間午後2時59分)現在のアジア新興国通貨の対米ドル相場 は以下の通り。 *Previous dayは各通貨のオンショア市場引け値。ただし円とシンガポールドルは前 日NY市場引け値。 Currency Latest bid Previous day Pct Move Japan yen 106.640 106.77 +0.12 Sing dlr 1.315 1.3164 +0.14 Taiwan dlr 29.277 29.300 +0.08 Korean won 1063.700 1069.8 +0.57 Baht 31.290 31.34 +0.16 Peso 52.060 52.03 -0.06 Rupiah 13771.000 13777 +0.04 Rupee 65.005 65.17 +0.25 Ringgit 3.907 3.91 +0.08 Yuan 6.332 6.3360 +0.06 Change so far in 2018 Currency Latest bid End 2017 Pct Move Japan yen 106.640 112.67 +5.65 Sing dlr 1.315 1.3373 +1.73 Taiwan dlr 29.277 29.848 +1.95 Korean won 1063.700 1070.50 +0.64 Baht 31.290 32.58 +4.12 Peso 52.060 49.93 -4.09 Rupiah 13771.000 13565 -1.50 Rupee 65.005 63.87 -1.75 Ringgit 3.907 4.0440 +3.51 Yuan 6.332 6.5069 +2.76 (覧ください)