(内容を更新しました) [20日 ロイター] - アジア通貨市場では、大半の新興 国通貨が対米ドルで小幅上昇。市場参加者は、米連邦公開市場委 員会(FOMC)から米金融政策の手がかりを得ようとしている 。 FOMCはこの日夜から2日間開催される。今年初めての金 利引き上げはほぼ織り込まれており、焦点はそのペースが加速さ れるかどうかに移った。ペースが速まればドルの買い材料となる 。 シンガポール銀行の外為ストラテジスト、Sim Moh Siong氏 は「アジア通貨はあまり動いていない。米国を巡る緊張感は残っ ており、最近のアジア通貨に反映されている」と指摘。「ドルの 下落基調は一服している。FOMCに向けてレンジ内取引となる 可能性が高い」と述べた。 アジア通貨では台湾ドルが上げ幅を拡大し、約0. 16%高。ロイター調査によると、台湾の中央銀行は22日の会 合で主要政策金利の据え置きを決める見通しだ。 シンガポールドルは約0.1%高。 半面、インドルピーは約0.1%安。経常赤字の拡 大懸念により、アジア市場では年初からのパフォーマンスが最も 悪い通貨の1つとなっている。 DBS銀行はリポートで「昨年4―12月のインドの経常赤 字は国内総生産(GDP)比1.9%と2倍以上に拡大しており 、穴埋めには資金流入が必要だ」との見解を示した。 インド準備銀行(RBI、中央銀行)が16日発表した昨年 10─12月期の経常収支は135億ドルの赤字となり、赤字幅 が前年同期から大幅に拡大した。 0518GMT(日本時間午後2時18分)現在のアジア新 興国通貨の対米ドル相場は以下の通り。 *Previous dayは各通貨のオンショア市場引け値。ただし円 とシンガポールドルは前日NY市場引け値。 Currency Latest bid Previous day Pct Move Japan yen 106.290 106.08 -0.20 Sing dlr 1.315 1.3168 +0.11 Taiwan dlr 29.155 29.201 +0.16 Korean won 1070.200 1071.6 +0.13 Baht 31.190 31.21 +0.06 Peso 52.110 52.1 -0.02 Rupiah 13763.000 13764 +0.01 Rupee 65.238 65.17 -0.11 Ringgit 3.914 3.916 +0.05 Yuan 6.327 6.3308 +0.06 Change so far in 2018 Currency Latest bid End 2017 Pct Move Japan yen 106.290 112.67 +6.00 Sing dlr 1.315 1.3373 +1.66 Taiwan dlr 29.155 29.848 +2.38 Korean won 1070.200 1070.50 +0.03 Baht 31.190 32.58 +4.46 Peso 52.110 49.93 -4.18 Rupiah 13763.000 13565 -1.44 Rupee 65.238 63.87 -2.10 Ringgit 3.914 4.0440 +3.32 Yuan 6.327 6.5069 +2.84 アジアパシフィック圏概要 here 日本語ニューストピックガイド here EM ASIA FX-Singapore dollar, Thai baht firm [nL3N1R21BE ] EM ASIA FX-Most currencies inch up but Indian rupee falls 〔ロイター調査〕台湾中銀、22日は金利据え置きへ 7会合連続 ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ ^^^^^> (テンツ」メニューからご覧ください)