April 13, 2018 / 3:39 PM / 5 months ago

UPDATE 1-米FRB、年内あと3回の利上げ必要な可能性=ボストン連銀総裁

(情報を追加しました)

[ボストン 13日 ロイター] - 米ボストン地区連銀のローゼングレン総裁は13日、通商問題がリスクとして台頭するなかでも、連邦準備理事会(FRB)は好調な米経済に対応するため、年内はあと3回の利上げを実施する必要がある可能性があるとの見方を示した。

ローゼングレン総裁はボストンで行った講演で、力強い雇用の伸び、インフレの小幅な上昇、平均を上回る経済成長など楽観的な見方を表明。ただ、このところの関税措置などによる脅威にも言及したほか、財政刺激策による長期的な問題が発生する可能性があるとの認識も示した。

同総裁は、連邦公開市場委員会(FOMC)の「かなり前向きな」見通しよりも経済は「幾分力強くなる」可能性があるとの見方を表明。FRBが前月示した年内の利上げ回数見通しの中央値はあと2回となっているが、「結果的に一段の引き締めが必要となる可能性があるとみている」と述べた。

同時に、トランプ政権が発動させた鉄鋼とアルミニウムに対する関税措置、および中国を標的とした通商措置をリスク要因として指摘。こうしたリスクは、物価の急上昇を含む予見が困難な波及効果を生む可能性があるとの見方も示した。

トランプ大統領がツイッターを通して政策を表明していることについて意見を求められると、ローゼングレン総裁は、政策の誤りはリセッション(景気後退)を引き起こす可能性があり、こうした誤りは財政上の誤りなど予見が困難な要因に基づく可能性があると述べるにとどめた。

また、失業が中立的とみられている水準を大きく超えて低下することに対しあらためて警告。トランプ政権が打ち出した減税措置と政府支出は「将来的に財政余力が必要となった時に十分な余力がなくなるリスクをはらむ」と指摘した。

そのうえで、「通商問題の大幅な悪化や深刻な景気循環上な問題は予想していないが、こうしたことが台頭するリスクがあることは、非常に慎重に注視する必要があることを示している」と述べた。

ローゼングレン総裁は、米経済が次に景気後退局面入りした際に起こり得る事態を中心に講演。2008年に米国が景気後退に陥った際に効果を発揮した政策はもはや効力を持たない可能性があるとの見方を示し、FRBは当時、完全雇用の達成に向け金利を劇的に引き下げることで対応したが、将来的にはこうした対応をしないことを望むとの立場を示した。

2月にイエレン氏の後を次いでFRB議長に就任したパウエル氏については、「イエレン氏とパウエル氏は多くの意味で似ている」とし、研究肌のイエレン氏と弁護士で投資銀行家だったパウエル氏との間に微妙な違いがある可能性はあるが、「全般的にはかなり似ている」と述べた。

0 : 0
  • narrow-browser-and-phone
  • medium-browser-and-portrait-tablet
  • landscape-tablet
  • medium-wide-browser
  • wide-browser-and-larger
  • medium-browser-and-landscape-tablet
  • medium-wide-browser-and-larger
  • above-phone
  • portrait-tablet-and-above
  • above-portrait-tablet
  • landscape-tablet-and-above
  • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
  • portrait-tablet-and-below
  • landscape-tablet-and-below