May 22, 2018 / 5:01 AM / 3 months ago

UPDATE 1-物価2%達成前の出口着手はない、YCCはテーパリング意図せず=黒田日銀総裁

(内容を追加しました)

[東京 22日 ロイター] - 黒田東彦日銀総裁は22日の参院財政金融委員会で、物価が目標の2%に達する前に金融緩和を縮小する「出口戦略」に着手することはないと明言した。また、現行のイールドカーブ・コントロール(YCC)政策は、量的緩和を段階的に縮小していくテーパリングを意図したものではないと語った。

総裁は出口戦略について、物価2%目標に「なお距離がある」現状では、「出口戦略に着手するタイミングを検討する局面には至っていない」とあらためて説明した。そのうえで、現行の金融政策に関するコミットメントを踏まえれば、「当然、2%に達する前に出口に出てしまうことにはならない」と断言した。

もっとも、物価上昇率が2%に向かって高まり、「物価安定の目標の実現に向けた環境が少しずつ整ってくれば、いずれ具体的な出口の進め方についても情報発信していくことになる」との見解を示した。

日銀は2016年9月に、金融緩和の軸足をそれまでの「量」から「金利」に変更したYCC政策を導入したが、総裁は「出口、あるいはテーパリングを始めることを意図したものではない」と強調。

YCC政策における国債買い入れについて「あくまで適切なイールドカーブを実現するために、引き続き長期国債の買い入れを進めていく」とし、国債の満期到来とともに保有残高が減少していくことを「認めるということではない」と語った。

また、日銀の総資産が国内総生産(GDP)に匹敵する規模に膨張する中でも、「日銀の総資産あるいはマネタリーベースについて特定の天井があるとは考えていない」と表明。保有国債の平均残存年限については「特定のターゲットのようなものは設けていない」としたが、保有国債の年限別のウエートを「現時点で大きく変えることは考えていない」と語った。 (伊藤純夫)

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