(情報を更新しました) [31日 ロイター] - アジア新興国通貨は大半がドルに対して上昇。イタリアで の再び新政権樹立を模索する動きを受けて政治的緊張が和らぐ可能性があり、ユーロは反 発した。 ドル指数は0520GMT(日本時間午後2時20分)現在、0.1%安。 韓国ウォンは0.5%高。タイバーツは3営業日ぶりに反発して いる。 インドルピーは小幅安。きょうは1─3月の国内総生産(GDP)の発表が 予定されている。 ロイターがまとめた最新のエコノミスト調査によると、GDP成長率は7.3%と、 前期の7.2%を上回ったとみられる。 みずほ銀行は、GDPの伸びは見込まれているものの、原油高が経済成長の勢いを抑 え、事業コストを引き上げ、裁量的支出を鈍化させている可能性があると指摘。またイン フレ上昇と経常赤字の拡大が外国人投資家の信頼感を損ねるかもしれないとの見方を示し た。 インドネシアルピアはアジア新興国通貨の中で最も上昇。 インドネシア中銀は30日の臨時政策決定会合で、政策金利の7日物リバースレポ金 利を25ベーシスポイント(bp)引き上げ4.75%とすることを決定した。[nL3N1T1 328] 17日にも25bpの利上げを実施しており、2週間で2回目の利上げとなった。ル ピア押し上げと資金流出抑制の観点から、一段の利上げの可能性を示唆した。 DBSグループ・リサーチはノートで「(ペリー・ワルジヨ)新総裁はルピア資産に 対する信頼感を高めようとしており、投資家は今回の措置を歓迎した」との見解を示した 。 ルピアは31日の取引で、1ドル=1万3880ルピアと、4月30日以来の高値を 付けた。月間ベースでも上昇する見込み。 0520GMT(日本時間午後2時20分)現在のアジア新興国通貨の対米ドル相場 は以下の通り。 *Previous dayは各通貨のオンショア市場引け値。ただし円とシンガポールドルは前 日NY市場引け値。 Currency Latest bid Previous day Pct Move Japan yen 108.670 108.9 +0.21 Sing dlr 1.339 1.3389 +0.03 Taiwan dlr 29.950 30.050 +0.33 Korean won 1075.200 1080.9 +0.53 Baht 31.980 32.1 +0.38 Peso 52.525 52.503 -0.04 Rupiah 13890.000 13985 +0.68 Rupee 67.460 67.43 -0.05 Ringgit 3.975 3.987 +0.30 Yuan 6.407 6.4218 +0.23 Change so far in 2018 Currency Latest bid End 2017 Pct Move Japan yen 108.670 112.67 +3.68 Sing dlr 1.339 1.3373 -0.09 Taiwan dlr 29.950 29.848 -0.34 Korean won 1075.200 1070.50 -0.44 Baht 31.980 32.58 +1.88 Peso 52.525 49.977 -4.85 Rupiah 13890.000 13565 -2.34 Rupee 67.460 63.87 -5.32 Ringgit 3.975 4.0440 +1.74 Yuan 6.407 6.5069 +1.55 (覧ください)