January 8, 2019 / 10:05 PM / 2 months ago

再送-UPDATE 2-特別背任容疑、「嫌疑ないと確信」=ゴーン前会長弁護団

((この記事は8日午後9時36分に送信しました))

[東京 8日 ロイター] - 会社法違反(特別背任)の疑いで逮捕された日産自動車前会長のカルロス・ゴーン容疑者(64)の弁護団が8日午後に会見し、特別背任に関しては全く嫌疑がなく、犯罪の容疑がないとの見解を強く主張した。

会見は東京都千代田区の日本外国人特派員協会で行われ、大鶴基成弁護士らゴーン前会長の弁護団は、ゴーン前会長の私的な投資の損失を日産に付け替えたとする東京地検特捜部の主張は「全く嫌疑がない、犯罪の容疑がないと考えている」(大鶴弁護士)と述べ、全面的に争う姿勢を明確にした。

大鶴弁護士は、為替スワップ契約の主体をゴーン前会長から日産へ変更した後も、差損は前会長が負担し、差益は前会長が得るということが、前会長・日産・銀行の「3者の合意で決められていた」と説明。合意がある以上「日産に損失を付け替えられるはずはない」と述べた。

また、大鶴弁護士は「最初はゴーン氏だけから話を聞いていたため、必ずしも確信していなかったが、検事がゴーン氏に日産の取締役会議事録の内容を教え、それを同氏がわれわれに教えてくれたことによって、(犯罪の容疑がないとの考えは)確信に変わった」と語った。

知人の実業家が経営する会社に対し、1470万ドル(約16億円)を不正に送金させて日産に損害を与えたとする容疑についても、知人はサウジアラビアでの「日産の販売代理店網の立て直しに尽力していた」として、不正な支出ではないと説明。「検察はゴーン氏を逮捕する前に、この知人から話を聞いていないことがわかった」と言い、こうした捜査は「まったく異例」と話した。「もう少し慎重な捜査をしてもらいたい、よく証拠を見て捜査を進めてもらいたかった」と検察を批判した。

金融商品取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載)で逮捕・起訴されたことについては「いろいろな考え方があり、検察の考え方もあるかな、という事件」との認識を示した。

そのうえで、同法違反罪で起訴され、昨年12月25日に保釈された前代表取締役のグレッグ・ケリー被告(62)に触れ、ゴーン前会長も「保釈になりやすいのかなと思っていた」と話した。

ただ、今回の特別背任容疑は「かなり事情が違う」とし、このタイミングで会見を開いた背景を説明した。金商法違反についても「取締役会の議事録を読んで、対策をとっていきたい」としている。

大鶴弁護士は、日本語と英語の証拠が混在していることもあり、第1回公判まで半年かかるかもしれないとしたうえで「一般論として特別背任を否認しており、第1回公判まで保釈が認められないことを懸念している」と述べた。

弁護団は8日夜、「ゴーン氏を勾留する理由がない」とし、東京地裁に勾留取り消しを請求した。11日に勾留期限を迎えるが、ゴーン氏が特別背任罪で起訴され、釈放されない場合、速やかに保釈を請求する方針も明らかにした。 (白木真紀 編集:田巻一彦)

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