January 16, 2019 / 6:30 AM / a year ago

再送-為替こうみる:米利上げ中断による円高リスクは105円まで=三菱UFJMS 服部氏

(検索コードを修正して再送します。)

[東京 16日 ロイター] -

<三菱UFJモルガン・スタンレー証券 服部隆夫氏>

米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は4日、金融政策は「柔軟に調整」すると利上げに慎重な姿勢を示し、10日には「しばらく様子見」と利上げの棚上げを示唆した。

FRBは、米国の株価急落や米企業経営者の慎重な見方と、労働市場や個人消費に見られる米経済指標の強さのギャップに困惑している様子だ。

こうしたギャップが埋まるか否か、FRBは今後数カ月間に公表される指標を吟味して判断していくだろう。

FRBの利上げのいったん停止で、為替市場には円高圧力がかかると思われる。

2016年のドル/円相場は、年初には1ドル=120円を超えていたが、年央にかけて円高が進み6月には1時99.02円と100円を割り込んだ。当時と同じなら想定外の円高が進むリスクがある。

当時はチャイナ・ショックとFRBの利上げ中断をきっかけに円高となったが、それ以上に、日本のデフレ懸念が再燃し、実質金利が高まったことが円高の要因となった。

市場の期待インフレ率は1.4%からゼロ%に落ち込み、この期待インフレ率の低下が日本の実質長期金利を引き上げ、日米金利差が縮小したことが円高の背景となった。

現在の期待インフレ率は0.4%と高くなく、ゼロ近辺まで低下したとしても、日本の実質長期金利の上昇は2016年当時に比べれば限定的となる。

他方、米国では長期金利が低下したとはいえ2.7%台であり、日米実質長期金利差は0.5%程度と十分に開いている。

結論として、米利上げ停止により、円高には警戒が必要だが、日米実質金利差が現行水準の幅を維持するならば、ドル/円の下値は105円程度にとどまるとみている。

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