(表のレートを更新しました) [ニューヨーク 31日 ロイター] - 30年債(指標銘柄) 17時05分 107*13.00 2.9972% 前営業日終値 106*08.00 3.0540% 10年債(指標銘柄) 17時05分 104*07.00 2.6328% 前営業日終値 103*21.50 2.6950% 5年債(指標銘柄) 17時05分 100*09.00 2.4399% 前営業日終値 99*31.25 2.5050% 2年債(指標銘柄) 17時05分 100*02.25 2.4637% 前営業日終値 99*30.38 2.5260% 清算値 前日終値 コード Tボンド先物3 146*22.00 145*22.00 月限 Tノート先物3 122*15.00 122*00.00 月限 米金融・債券市場は、米30年債利回りが3%を下回った。前日に米連邦準備理事会 (FRB)が利上げ停止の可能性を示唆したことに続き、この日発表された製造業関連や 賃金に関する指標がさえない内容になったことを受けた。 30年債利回りは1月10日以来初めて一時3%を割り込み、2.98 %を付けた。10年債利回りも低下し、終盤は2.63%。 長期債は全体的な経済状況に関するトレーダーの見方を反映するとされる。 米労働省が31日発表した2018年第4・四半期の雇用コスト指数(ECI)は前 期比0.7%上昇。市場予想の0.8%上昇を下回った。 ナットウエスト・マーケッツのマクロストラテジスト、ブライアン・デインジャーフ ィールド氏は「FRBによる議論の大きなトレンドの一つは、インフレが停止し、利上げ の論拠が弱まっているというものだ」と指摘した。 米連邦準備理事会(FRB)は29─30日に開いた連邦公開市場委員会(FOMC )で、米経済見通しを巡る不確実性の高まりを挙げ、年内の一段の利上げに忍耐強くある 姿勢を表明。「世界経済と金融の動向、落ち着いたインフレ圧力を考慮し、委員会は忍耐 強くなるだろう」とした。 また、金融情報会社MNIがこの日発表した1月のシカゴ景気指数は12月の63. 8(改定値)から56.7に大幅に低下。17年1月以来の低水準となったことなども、 利回り低下の要因となった。 2月1日発表の米雇用統計では、5週間にわたった政府機関一部閉鎖を受けて失業率 上昇が見込まれている。 (い)