March 4, 2019 / 12:29 AM / 3 months ago

再送-為替こうみる:トランプ政権のドル安誘導は予想せず=みずほ証 山本氏

(検索コードを修正しました)

[東京 4日 ロイター] -

<みずほ証券 チーフ為替ストラテジスト 山本雅文氏>

トランプ大統領は2日「私は強いドルを好むが、米国に素晴らしく作用するドルが望ましいと考え、米国が他国とビジネスを行うことができなくなるほどの強過ぎるドルは望んでいない」、金利を据え置き、量的引き締めをしていなかったら、もう少しドル安になっていたとする趣旨の発言をした。

同発言を受けた早朝の取引で、ドルの下落は111.90円付近から111.72円付近までと小幅なものにとどまった。

こうした「ドル高けん制」は、大統領選再選を狙うトランプ氏による選挙対策の一環と解釈でき、80年代の通商摩擦で、米国が「ドル安誘導」によって貿易赤字の縮小を目指した時代とは異なると考えている。

今後も、米経済成長率が2%割れへと大幅に鈍化しない限り、米国があからさまなドル安誘導政策を取ることはないとみており、米経済は19年中は2%超の成長を維持すると予想する。

日米通商協議に向けてトランプ政権のドル高/円安牽制への懸念がドル/円の重しとなる場面が出てくるかもしれないが、持続的で大幅な円高をもたらす要因にはならないだろう。

また、きょうの明け方には、米国と中国は通商合意に近く、合意の一環として米国は対中関税の全てか大半を撤回する可能性が高いとの報道も伝わり、オフショア人民元と豪ドルが上昇した。

本日以降、こうした報道内容が再確認されると、人民元と豪ドルが続伸するだけでなく、投資家のリスク回避姿勢をさらに後退させ、全般的な円安圧力となるだろう。今後1─2週間の間に、ドル/円は113円付近までの上値余地があるとみている。

ただし、ドル/円には、リスク回避後退による円安圧力がかかると同時に、対人民元でのドル安圧力や、トランプ大統領のドル高牽制発言が重しとなることから、強い方向感が出にくくなる可能性もある。

0 : 0
  • narrow-browser-and-phone
  • medium-browser-and-portrait-tablet
  • landscape-tablet
  • medium-wide-browser
  • wide-browser-and-larger
  • medium-browser-and-landscape-tablet
  • medium-wide-browser-and-larger
  • above-phone
  • portrait-tablet-and-above
  • above-portrait-tablet
  • landscape-tablet-and-above
  • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
  • portrait-tablet-and-below
  • landscape-tablet-and-below