(余分な記号を削除して再送します) [7日 ロイター] - アジア通貨は総じて堅調。中国で全国人民代表大会(全人代 、国会に相当)が開催される中、米中貿易交渉の進展度合いなど、新規の材料待ちとなっ ている。 インドルピーとフィリピンペソの上昇が目立つ。 フィリピンペソは0.2%高の1ドル=52.1ペソ。今週はインフレ率の低 下や中銀新総裁の発言を受けて、金融緩和観測が浮上し、ペソは急落していた。 インドルピーは、資金流入の拡大を受けて、朝方急伸。1月初旬以来初めて 1ドル=70ルピーを超えてルピー高が進んだ。直近のレートは69.993ルピー。 ただ、ロイター為替予測調査によると、2019年に軟調なスタートを切ったインド ルピーは、5月の総選挙や米国との貿易摩擦の可能性といった不透明要因を背景に年内は 引き続きさえない値動きが見込まれている。 人民元は1ドル=6.710元に小幅上昇。前営業日は約2週間ぶりの安値に下落し ていた。 ロイターが公式データを基に算出したところによると、主要通貨に対する貿易加重ベ ースでの人民元の価値を示すCFETS人民元指数は95.29で、7月上旬 以来の高水準を記録した。 インドネシア市場は祝日のため休場。 タイバーツは0.1%安の1ドル=31.870バーツ。タイ憲法裁判所はこの日、 首相候補に王女を擁立したタイ国家維持党の解党の是非について判断を示す。 OCBCは「(憲法裁の判断を)注視する価値がある。政治リスクが高まり、タイ経 済に悪影響が及ぶ可能性があるためだ」と述べた。 タイのトレーダーは、選挙を控えて投資家がリスク回避に動いていると指摘。資本流 出がバーツの重しになっているとの見方を示した。 外国人投資家は今月に入り、6日の取引終了時点で2億4460万ドルのタイ株を売 り越している。過去1カ月の売り越し額は6日の取引終了時点で3億9350万ドル。 0459GMT(日本時間午後1時59分)現在のアジア新興国通貨の対米ドル相場 は以下の通り。 *Previous dayは各通貨のオンショア市場引け値。ただし円とシンガポールドルは前 日NY市場引け値。 Change on the day at 0459 GMT Currency Latest bid Previous day Pct Move Japan yen 111.670 111.75 +0.07 Sing dlr 1.357 1.3573 +0.06 Taiwan dlr 30.861 30.852 -0.03 Korean won 1127.700 1128.8 +0.10 Baht 31.870 31.84 -0.09 Peso 52.100 52.2 +0.19 Rupee 69.993 70.28 +0.41 Ringgit 4.082 4.087 +0.12 Yuan 6.710 6.7125 +0.03 Change so far in 2019 Currency Latest bid End 2018 Pct Move Japan yen 111.670 109.56 -1.89 Sing dlr 1.357 1.3627 +0.46 Taiwan dlr 30.861 30.733 -0.41 Korean won 1127.700 1115.70 -1.06 Baht 31.870 32.55 +2.13 Peso 52.100 52.47 +0.71 Rupee 69.993 69.77 -0.32 Ringgit 4.082 4.1300 +1.18 Yuan 6.710 6.8730 +2.42 (覧ください)
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」