April 4, 2019 / 1:26 AM / 20 days ago

再送-原油相場こうみる:センチメント主導の買い、持続性に疑問=マーケットストラテジィ 亀井氏

(検索コードを修正しました)

[東京 4日 ロイター] -

<マーケット・ストラテジィ・インスティチュート代表 亀井幸一郎氏>

米原油先物相場は、昨年10月につけた76.90ドルから12月の安値42.36ドルまで40%超下落した後、現在62ドル半ばと、安値から半値以上戻している。テクニカル面からは、一段の上値余地が見込まれる状況になっている。

足元で原油価格が反発した要因は、株価反発の要因とほぼ同じだ。

米国と中国の通商協議の合意に対する楽観論と中国製造業PMIの改善を手がかりとして、1―3月にソフトパッチ(一時的な鈍化)を見せた世界経済が、再び拡大するとのセンチメントが広がり、原油買いにつながっている。

こうした楽観的なセンチメントは、株式市場でも観察され、景気減速の前兆とされる米債市場での長短金利の逆転も「一時的なアヤ」として位置づけられている。

さらに、原油市場では、米国によるイラン産原油の禁輸措置やベネズエラに対する制裁措置により原油生産が減少していることが、需給バランスのタイト感を醸し出している。

しかし、こうしたセンチメント相場を裏打ちする材料は現実には乏しい。

需給面では、米シェールの増産が続いているため、原油の需給バランスが制裁措置などによって一方的にタイト化することを阻んでいる。

米中通商協議については、落としどころは現時点で見極められないうえ、減速が懸念される中国景気が急転して、再拡大を開始したという証左も見当たらない。

以上から、足元で広がるセンチメント主導の上昇相場は定着せず、いずれ揺り戻しがくるとみている。

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