August 28, 2019 / 3:27 PM / 25 days ago

UPDATE 1-イスラエル中銀、金利0.25%に据え置き 長期間利上げないと表明

(情報を追加しました)

[エルサレム 28日 ロイター] - イスラエル中央銀行は28日、政策金利を0.25%に据え置くことを決定した。据え置きは6回連続。中銀はインフレ低下のほか、世界経済に対するリスクや世界的な金融緩和などを挙げ、長期にわたり利上げは実施しないと表明した。

ロイターが実施した調査ではエコノミスト12人全員が据え置きを予想していた。

イスラエルのインフレ率は7月は0.5%と、6月の0.8%、5月の1.5%から低下。政府が1─3%としている目標を下回っている。

中銀は声明で「国内インフレ環境の変化、世界の主要中銀の金融政策、世界経済の減速、通貨シェケルの上昇を踏まえ、金融政策委員会は長期にわたり金利を引き上げないと判断した」と表明。

その上で、インフレを目標レンジに戻すために必要に応じて一段と緩和的な金融政策を追加的に導入する可能性があるとした。具体的にどのような追加策を取るかは明らかにしなかったものの、マイナス金利政策や外国為替市場への介入などが含まれるとみられる。

イスラエル中銀はこれまでの数カ月間、利上げの道筋は「緩やかでかつ慎重」なものになるとの文言を使っていた。今回の声明の文言はこれを翻すものとなる。

シェケルは年初から対ドルで約6%上昇。中銀は「シェケル相場の上昇が継続すれば、より長期にわたりインフレが目標レンジに戻ることが難しくなる」とした。

この日の取引では1ドル=3.5310シェケルと、中銀の政策決定を受け下落。前日終値は3.5158シェケルだった。

ヤロン中銀総裁は前月初めに開かれた前回の金融政策決定会合の際、向こう数カ月で利上げが実施される可能性を示唆。ただその後、シェケルの上昇のほか、インフレ低下や米連邦準備理事会(FRB)の利下げなどを受け、イスラエル中銀は長期にわたり利上げは実施しないとする声明を発表した。

エコノミストの間ではイスラエル中銀は2020年に入ってからもしばらくは金利を据え置くとの見方が大勢となっているが、一部では今年第4・四半期にも利下げが実施される可能性があるとの見方が出始めている。

中銀のスタッフ予想では、年内に1回、来年に2回の利上げが実施され、政策金利は1%に達するとの予測が示されているが、こうした予測は10月7日の次回政策決定会合の際に示される新たなマクロ見通しで変更される可能性がある。

ただ、リーダー・キャピタル・マーケッツの首席エコノミスト、ジョナサン・カッツ氏は「中銀は全般的にタカ派的であるとの見方を変えていない」とし、「成長に関する指標が堅調である限り、中銀が一段の緩和を実施するのは困難になるとみている」と述べた。

中銀は、イスラエル経済は潜在力に近い水準で成長しているとの見解を表明。ただ、貿易戦争が世界経済に対するリスクとなっており、世界的に一段の金融緩和が必要になる可能性があるとの見方を示した。

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