* 第2四半期の米単位労働コスト改定値は+2.6%=労働省(予想:+2.5%)
* 第2四半期の米非農業部門労働生産性改定値は+2.3%=労働省(予想:+2.2%) (内容を追加しました)
[ワシントン 5日 ロイター] - 米労働省が5日発表した第2・四半期の非農業部門の労働生産性(改定値)は年率換算で前期比2.3%上昇し、第1・四半期の3.5%上昇から鈍化した。速報値から改定はなかった。市場予想は2.2%上昇だった。
第2・四半期は製造業の生産性が2.2%低下し、全体を抑制。2017年第3・四半期以来の大幅な落ち込みとなった。速報値は1.6%低下だった。第1・四半期は1.2%上昇していた。
第2・四半期国内総生産(GDP)が前期から減速したことで、生産性も弱含むことは予想されていた。第2・四半期GDPは年率で2.0%増と、前期の3.1%増から伸びが鈍化した。
労働生産性の前年同期比は1.8%上昇した。こちらも速報値から変わらなかった。
生産単位当たりの報酬を示す単位労働コストは前期比2.6%上昇した。速報値は2.4%上昇だった。第1・四半期は5.7%上昇していた。第2・四半期は前年同期比も2.6%上昇し、物価上昇圧力が緩やかな状態が続くことを示唆した。速報値では2.5%上昇だった。
時間当たりの労働報酬は前期比4.9%増。速報値は4.8%増だった。前年同期比は4.4%増と、速報値の4.3%増から小幅に上方改定された。
労働時間は0.4%減と、09年第3・四半期以来の大幅な落ち込みだった。前期は0.4%増だった。第2・四半期の前年同期比は0.9%増だった。