September 18, 2019 / 2:32 PM / 3 months ago

UPDATE 2-米住宅着工件数、8月は12年ぶり高水準 反転の兆し

* 8月の米住宅着工許可件数は1,419,000件(予想:1,300,000件)=商務省

* 8月の米住宅着工数は1,364,000件(予想:1,250,000件)=商務省

* 8月の米住宅着工件数は+12.3%=商務省

* 8月の米住宅着工許可件数は+7.7%=商務省 (情報を追加しました)

[ワシントン 18日 ロイター] - 米商務省が18日発表した8月の住宅着工件数(季節調整済み)は年率換算で前月比12.3%増の136万4000戸と、2007年6月以来の高水準を付けた。一戸建て住宅と集合住宅がともに増えた。住宅ローン金利の低下が低迷する住宅市場にようやく押し上げ要因となってきたことを示唆した。市場予想は125万戸だった。

7月の数字は当初発表の119万1000戸から121万5000戸へ改定された。

8月の前年同月比は6.6%増だった。

金利に最も左右される住宅市場はこれまで、米連邦準備理事会(FRB)による金融緩和政策が追い風となっている兆しがなかった。FRBの政策で住宅ローン金利は昨年付けた数年来の高水準から低下している。

TIAA銀行(フロリダ州)のバイスプレジデント、ジョン・パタキ氏は「住宅ローン金利が長期にわたり低下していることで、住宅購入を検討していた人々がようやく動き始めた可能性がある」と指摘。ただ「市場が転換点を迎えたか確認するために、あと数カ月分の統計を見極めたい」とした。

エコノミストや住宅建設業者は住宅市場の低迷要因として、用地や労働力不足を挙げる。前日に発表された9月の住宅建設業者指数は8月からやや上昇した。建設業者からは住宅需要は底堅いとの声が上がる一方、「引き続き用地や労働力不足など供給面での障壁に直面しており、手が届きやすい住宅価格になるのを妨げている」との指摘もあった。また、ここ1年間続く米中貿易摩擦によって製造業が低迷しており、「一部の地域で住宅建設の抑制要因になっている」との報告があった。

連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)によると、30年住宅ローンの固定金利は昨年から130ベーシスポイント(bp)超低下し、現在は平均3.56%。米中貿易摩擦による景気への打撃を和らげるためにFRBは18日も利下げを決める見込みで、住宅ローン金利はさらに低下する可能性が高い。

着工件数の内訳は、市場で最も大きなシェアを占める一戸建て住宅が4.4%増の91万9000戸と、1月以来の高水準だった。地域別では西部と中西部、人口の多い南部で増加。北東部は減少した。月々の変動が激しい集合住宅は32.8%急増し、44万5000戸となった。3カ月ぶりに増えた。ここ数カ月は賃貸費の上昇ペースは減速してきたものの、賃貸の空室率が低い状態が続いていることからエコノミストはこの傾向が変わるとみている。

住宅着工の許可件数は8月に前月比7.7%増の141万9000戸と、07年5月以来の高水準だった。一戸建て住宅は4.5%増の86万6000戸と、18年7月以来の高水準だった。住宅着工件数を下回っていることから、向こう数カ月間で一戸建て建設が勢いよく伸びる可能性は低そうだ。集合住宅は13.3%増の55万3000戸だった。

着工件数と着工許可件数はともに大きく伸びたものの、住宅不足は当面は解消しないとみられており、これにより住宅価格の高止まりは続くと予想されている。

8月の完成件数は2.4%増の129万4000件。不動産業界では在庫ギャップを解消するには着工件数と完成件数がともに150万─160万件に達する必要があるとの見方が出ている。

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