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中国製造業PMI、5月は51.0に小幅低下 原材料価格が上昇

[北京 31日 ロイター] - 中国国家統計局が31日発表した5月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は、原材料価格の上昇の影響で51.0に低下した。ただ、1年以上にわたり景況改善・悪化の分岐点となる50を上回っている。

中国国家統計局が31日発表した5月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は、原材料価格の上昇の影響で51.0に低下した。写真は、武漢市内のディスプレイ製造ラインで働く従業員。2020年4月7日に撮影。(2021年 ロイター/China Daily via REUTERS)

アナリストは、前月の51.1から横ばいになると予想していた。

新規輸出受注の状況を示す指数は、前月の50.4から48.3に低下し、50を割り込んだ。企業の人員削減も加速した。

INGの大中華圏担当首席エコノミスト、アイリス・パン氏はリサーチノートで「外需は横ばいになるだろう」と指摘。「米国や欧州の一部でみられる経済回復が、中国の最大の貿易相手である東南アジア諸国で新型コロナウイルス感染が拡大していることによって相殺される」と述べた。さらに、多くの電子機器工場がある広東省で新型コロナウイルス感染者数が増加し、半導体不足が続いていることや、商品価格の高騰も製造業が直面している課題だと指摘した。

原材料コストを示す指数は72.8で、前月の66.9から上昇。2010年以来の高水準となった。

中国当局はここ数週間、年初から大幅上昇しているコモディティー価格への警戒感を強めている。当局は、コモディティーの需給状況を厳格に管理し、「害を及ぼす投機」を取り締まる必要があるとしている。

オックスフォード・エコノミクスのアジア・エコノミクス責任者であるLouis Kuijs氏は、スポットおよび先物市場に対する厳しい監視と、年後半の世界的な商品供給量増加により、中国企業のコスト圧力が軽減されると指摘。「今後数カ月で商品価格は安定すると予想している」との見方を示した。

小規模企業の活動を示す指数は48.8で、前月の50.8から低下した。

非製造業購買担当者景気指数 (PMI)は55.2と、4月の54.9から上昇した。50超えは15カ月連続。

シティのアナリストはノートで「今回のまちまちの内容は、特に中国共産党の創立100年を7月に控える中、短期的に政策が安定するとのわれわれの見方を補強するものだ」と指摘した。

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