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上海外為市場=元は安値から戻す、外貨準備率引き上げに注目

[上海 1日 ロイター] - 上海外国為替市場の人民元相場は、朝方の安値から戻している。

中国人民銀行(中央銀行)は31日、現在5%としている金融機関の外貨準備率を6月15日から7%に引き上げると発表した。市場関係者は、人民元高を抑制する措置が今後さらに導入されるのではないかと警戒している。

アナリストは人民銀行が発表した措置について、急激な上昇を抑制することが狙いだが効果は非常に限定的で、銀行システムからドルの長期流動性を200億ドル吸収する効果しかないと指摘している。中国の銀行が保有する外貨は約1兆ドル。

人民銀行は、この日の基準値(中間値)を対ドルで3年ぶりの元高水準に設定した。

OCBC銀行(シンガポール)の大中華圏リサーチ担当者は「流れを一変させるものではない。ただ、人民銀行は今回の発表で直接的な介入からは手を引いたが、一方向への元相場の予想を抑制する手段が十分にあるとのシグナルを市場に送った」と述べた。

この日の基準値は、3年ぶり元高水準の1ドル=6.3572元。前日基準値(6.3682元)に比べて110ポイント(0.17%)の元高水準だった。

国内スポット市場の元は、1ドル=6.3660元で取引を開始。中盤のレートは6.3705元と、前日終値比で5ポイントの元高となっている。

午前のスポット相場は100ポイント未満の狭いレンジ内で推移。外資系銀行のトレーダーによると、市場関係者は再び急ピッチな元高が進めば追加の政策措置が導入されると警戒している。

シティのアナリストは、人民銀行が発表した措置について「効果は疑問だ」とした上で「元高を支えるファンダメンタルズ要因に変化はないと考えている」と述べた。

ANZの中国担当シニアストラテジストも「元高のペースを抑制する」効果しか期待できず、今年は6.3元が上値になるとの見方を示した。

元は最近のボラティリティー上昇でヘッジコストが上がっているが、複数の銀行関係者は、法人顧客にヘッジを促すよう外為当局から通知があったことを明らかにした。

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