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UPDATE 3-インド中銀、政策金利を予想通り据え置き 追加の債券買い入れ発表

(総裁発言を追加しました)

[ムンバイ 4日 ロイター] - インド準備銀行(中央銀行)は4日の金融政策委員会で政策金利のレポレートを4%に、リバースレポレートを3.35%にそれぞれ据え置いた。

中銀は追加の債券買い入れ計画も発表。新型コロナウイルスの感染第2波が猛威を振るう中、緩和的な政策スタンスを維持する意向を改めて表明した。

ロイターがエコノミスト51人を対象に実施した調査では全員が現状維持を予想していた。

ダス総裁は、金融政策委員会(MPC)のメンバー6人全員が、政策金利の据え置きと緩和的な金融政策スタンスの維持に賛成票を投じたと表明。

「MPCは、現段階では、2021年下期の経済成長の勢いを加速し、定着した景気回復を促すには、あらゆる側面から政策支援を行うことが必要だと認識している」と述べた。

総裁は、中銀が現在の量的緩和プログラム「G─SAP 1.0」に加えて、7─9月に1兆2000億ルピー(164億4000万ドル)の債券を買い入れることも明らかにした。

MPCは21/22年度の経済成長率予測を10.5%から9.5%に下方修正した。同年度の消費者物価指数(CPI)上昇率の予測は5.1%。

これについてダス総裁は「新型コロナ感染者数と死者数の急増は景気回復に悪影響を与えたが、回復の勢いが消滅したわけではない。成長の原動力はまだ生きている」との見解を示した。現行の規制措置は、昨年の全土ロックダウン(都市封鎖)ほどの悪影響はもたらさないという。

また総裁は、平年並みのモンスーンは農業に好影響を与え、政府による供給サイドへの介入と合わせて、インフレ圧力の抑制に寄与するとした。一方で中銀は、新型コロナによる供給制約とコモディティー価格高を受けた投入コストの上昇はインフレを助長する可能性があるとみている。

独立系アドバイザーのサンディップ・サブハルワル氏は「コモディティー価格や食品価格の上昇によるインフレ圧力の増大を無視しているのは極めて興味深い。ある時点で金融不安のリスクが生じる可能性がある」と指摘。

「段階的な流動性の吸収は可能だが、数カ月後にインフレ率が急上昇した状況で、連続して流動性と金利に関する措置を打ち出せば、経済にさらに壊滅的な影響が出る可能性がある」と述べた。

中銀は4月、G─SAP 1.0の下で4-5月に1兆ルピーの国債を市場から買い入れる意向を示した。

ダス総裁は「今後も創造的に考え、行動していく。最悪のケースに備え、最善の結果を期待する」とし、「今必要なのは現状に圧倒されることではなく、共同で克服することだ」と述べた。

インドの1─3月の経済成長率は、前年比ベースで昨年10─12月の水準を上回ったが、4─6月については、先月の感染第2波の急拡大を受けて、エコノミストの間で悲観的な見方が広がっている。

中銀は先月、銀行の不良債権問題を支援する新たな措置を発表。一部の借り手の返済を猶予する措置も導入した。

中銀は2020年3月以降、計115ベーシスポイント(bp)の利下げを実施している。

インドの10年債利回りはほぼ変わらず。ルピーも対ドルで小動き。株式市場は0.2%値上がりしている。

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