[シドニー 7日 ロイター] - オセアニア外国為替市場では豪ドルとニュージーランド(NZ)ドルが薄商いの中、小動きとなっている。
豪ドルは0.4%安の1豪=0.7739米ドル。豪ドルは3日に急落した後、4日は1.04%上昇していた。
NZドルは0.01%高の1NZドル=0.7213米ドル。
S&Pグローバル・レーティングは7日、オーストラリアの長期格付け見通しを「ネガティブ」から「安定的」に変更したと発表した。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)からの「急速な景気回復」が変更の理由だと説明した。
オーストラリア・コモンウェルス銀行のアナリストはリポートで、豪ドル相場への影響はほとんどなかったと指摘した。ただ今週は先週末の上昇から一段高が期待できるとの見方を示した。
ナショナル・オーストラリア銀行の為替ストラテジストは、新型コロナウイルスワクチンの接種が進み、2021年後半に世界で経済が完全に再開されるとの見方が誤りと証明されない限り、豪ドルは今後6カ月から1年で1豪ドル=0.80─0.85米ドルで推移すると強気筋はみていると述べた。
豪10年物国債利回りは6.7ベーシスポイント(bp)低下の1.57%。先週末の米国債利回りの急低下に追随した。
豪10年債先物は6.5ティック高の98.4。インプライドイールドは1.56%。3年債先物は1.5ティック高の99.80。インプライドイールドは0.20%。
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