[7日 ロイター] - <ロンドン株式市場> 上昇して取引を終えた。銀行と住 宅建設銘柄が買われ、全体を押し上げた。 FTSE350種銀行株指数は0.84%上昇した。英銀大手のバー クレイズとロイズ、金融大手HSBCの値上がりが目立った。 FTSE350種住宅建設株指数は1.81%上昇。個別銘柄ではテ イラー・ウィンペイとバラット・デベロップメンツ、べルウェイ が1.1%から2.0%上昇した。 一方、オフィススペースを提供するIWGは10.3%下がって急落し、下 落率は昨年3月以来の大きさとなった。一部の市場で依然として制限措置が続いているた め、今年度の調整後コア利益が、新型コロナウイルス危機の打撃を受けた2020年の水 準を大幅に下回るとの見方を示したことが不安視された。 ロンドン株式市場: <欧州株式市場> 続伸し、過去最高値で取引を終えた。中国の軟調な指標を受けて 一次産品銘柄が値下がりしたものの、自動車株が一段高となって全体を押し上げた。 STOXX欧州600種自動車・部品株指数は0.88%上昇し、2015 年3月以来の高値を付けた。先週は週間ベースで5.27%上昇していた。 一方、資源株指数は1.61%下落した。銅価格が、中国の5月の輸出が予 想を下回る伸びだったため、需要が弱いとの懸念が強まって値下がりした。 石油・ガス株指数は0.25%下落した。イラン核合意の再建に向けた主要 国とイランの協議を今週に控え、原油が値を下げた。合意に至った場合、原油の生産高が 増える見込みだ。 この日発表されたドイツの4月の鉱工業受注指数は予想に反して低下した。供給網の 混乱が製造業者の抑制要因となり、内需が減少した。 欧州株式市場: <ユーロ圏債券> 国債利回りが上向いたが、10日に欧州中銀行(ECB)理事会 を控え商いは薄く、方向感のない取引となった。 ユーロ圏国債利回りは前週4日、米国の5月の雇用統計が予想を下回ったことを受け 低下したが、この日は米国債利回りの上昇に追随して上昇。アナリストは、イエレン米財 務長官がバイデン大統領の4兆ドルの支出計画について、物価を押し上げ金利上昇を招く としても、米国にとって好ましいと述べたと伝わったことが影響したとしている。[nL3N2 NO0B2] 独10年債利回りは1.5ベーシスポイント(bp)上昇のマイナス0 .20%。上昇したものの、前週4日に付けた約1カ月ぶりの低水準近辺にとどまってい る。他の大部分のユーロ圏国債利回りも1─2bp上昇した。 ECB当局者からハト派的な発言が続いたことから、ECBはパンデミック緊急購入 プログラム(PEPP)の縮小は急いでいないとみられている。 イタリア10年債利回りは0.869%と、1カ月ぶり低水準を付けた が、その後は上向いた。格付け会社フィッチは4日、イタリアの信用格付けを「BBBマ イナス」に据え置いた。 ユーロ圏金融・債券市場: <株式指数> 終値 前日比 % 前営業日終値 コード FTSE100種 1.2197 1.2166 0 0 ドル/円 109.24 109.42 ユーロ/円 133.26 133.13 <株式指数> 終値 前日比 % 前営業日終値 コード STOXX欧州600種 453.56 +0.99 +0.22 452.57 FTSEユーロファースト300 1747.17 +5.05 +0.29 1742.12 種 ユーロSTOXX50種 4097.65 +8.27 +0.20 4089.38 FTSE100種 7077.22 +8.18 +0.12 7069.04 クセトラDAX 15677.15 -15.75 -0.10 15692.90 CAC40種 6543.56 +27.90 +0.43 6515.66 <金現物> 午後 コード 値決め 1890.6 <金利・債券> 米東部時間13時10分 *先物 清算値 前日比 前営業日終盤 コード 3カ月物ユーロ 100.54 -0.01 100.55 独連邦債2年物 112.02 -0.04 112.06 独連邦債5年物 134.85 -0.09 134.94 独連邦債10年物 170.12 -0.21 170.33 独連邦債30年物 202.26 -0.14 202.40 *現物利回り 現在値 前日比 前営業日終盤 コード 独連邦債2年物 -0.661 +0.007 -0.671 独連邦債5年物 -0.581 +0.017 -0.598 独連邦債10年物 -0.196 +0.014 -0.211 独連邦債30年物 0.360 +0.006 0.351
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