[8日 ロイター] - アジア新興国通貨は大半がほぼ横ばいとなっている。10日の米消費者物価指数(CPI)発表を控え、様子見ムードが強い。
投資家は先週の米雇用統計に続き、今週の米CPIに注目している。雇用統計は米連邦準備理事会(FRB)による早期の引き締め観測を和らげる結果となった。
DBSの金利ストラテジスト、ユージーン・ロウ氏は「テーパリング(緩和縮小)観測が押し返される中、新興国資産は小休止状態にある」とした上で、l投資家はFRBの姿勢がいつ変化するか注視しつつ、高リターンを追求すべきか迷っているのではないか」と指摘した。
マレーシアリンギは0.2%高、フィリピンペソと韓国ウォンは小幅安。
インドネシアルピアは横ばい。同国中銀のデータによると、5月は資本流出を背景に外貨準備が24億ドル減少した。
※原文記事など関連情報やアプリは画面右側にある「関連コンテンツ」メニューからご覧ください
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」