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ドイツ鉱工業生産指数、4月は前月比1.0%低下 供給網の制約響く

[ベルリン 8日 ロイター] - ドイツ連邦統計庁が発表した4月の鉱工業生産指数は、前月比1.0%低下と、予想外の落ち込みを記録した。

 6月8日 ドイツ連邦統計庁が発表した4月の鉱工業生産指数は前月比1.0%低下と予想外の落ち込みを記録した。写真は2020年1月、デュースブルクの製鉄所で撮影(2021年 ロイター/Wolfgang Rattay)

半導体不足など、供給網の制約が景気の回復を妨げていることが改めて浮き彫りとなった。

ロイターがまとめた市場予想は0.5%上昇だった。3月の同指数は2.2%上昇に下方修正された。

VPバンクのトマス・ギッツェル氏は「受注は好調だが、生産が減少している。こうした組み合わせは前例がない」と指摘。半導体不足で自動車生産が低迷しているとの見方を示した。

第2・四半期の経済成長に対する製造業の寄与度は限られたものになる見通しという。家計消費への依存度が高まるとみられる。

内訳では、消費財の生産が3%以上減少。建設活動は4%以上縮小した。

経済省は、半導体や木材など中間財の供給網で制約が起きていることが生産を抑制していると指摘。企業マインド調査は良好で、今後数カ月で改善が見込まれるとしている。

キャピタル・エコノミクスのアンドリュー・ケニンガム氏は、半導体不足が今後も景気の回復を抑制する可能性が高いが、これは一時的な問題だろうと指摘。5月と6月の鉱工業生産はやや回復し、第2・四半期の経済成長率は少なくとも1%に達するとの見方を示した。

メルケル首相は7日、独ボッシュの半導体工場の稼働開始を記念するオンラインイベントに参加し、製造業セクターでの半導体不足が新型コロナウイルス禍からのドイツ経済の回復を複雑にしていると述べた。

ドイツでは、この問題を背景に多くの企業が時短操業や減産を発表。部品不足は物価上昇圧力にもつながると予想されている。

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