[東京 11日 ロイター] - トヨタ自動車は11日、世界の自社工場で二酸化炭素(CO2)排出量の実質ゼロを達成する時期を、従来目標の2050年から2035年に前倒すと発表した。国内外で脱炭素化社会への機運が高まる中、新たな技術を導入するなどして対応を加速する。
CO2を多く出す工程で新技術を採用してCO2排出量を減らすほか、工場で使う電力として再生可能エネルギーの利用も増やす。
オンライン形式で会見したものづくり担当の岡田政道チーフ・プロダクション・オフィサーは、CO2発生量の多い塗装・鋳造の工程で「(排出を)極限まで減らす、あるいは、無くす技術を開発し、そこに重点的にリソーセス(経営資源)を投入していく」と語った。
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