[シドニー 15日 ロイター] - オセアニア外国為替市場で豪ドルとニュージーランド(NZ)ドルは、米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて狭いレンジ取引となっている。
豪ドルは対米ドルで0.05%高の0.7714米ドル。豪中銀の議事要旨発表後に0.7696米ドルに下げた。
豪中銀の6月の理事会の議事要旨によると、理事会は債券買い入れプログラムの停止検討は時期尚早との認識で一致し、プログラムをさらに半年延長し、購入規模を縮小するという選択肢も議論した。
豪ドルは4月15日以降、0.7646─0.7891米ドルのレンジ内の動き。トレーダーは17日のロウ総裁の講演にも注目している。
オーストラリア・ニュージーランド・バンキング・グループの豪経済責任者デービッド・プランク氏は「現時点で、購入規模を縮小し期間を延長する(週間買い入れ額の減少)措置は豪ドル高、金融引き締めにつながる」と述べた。
NZドルは対米ドル0.21%高の0.7158米ドル。一時、4月中旬以降到達していない支持線近辺の0.7116米ドルに迫る場面もあった。
トレーダーは17日に発表されるNZの国内総生産(GDP)統計にも注目している。
債券市場もほぼ変わらず。豪10年債利回りが1ベーシスポイント(bp)高の1.45%、NZ10年債利回りは2bp高の1.66%。
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