for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up

FOMCこうみる:株はレンジ往来、年末にかけ「谷越え」的に=三菱UFJMS証 藤戸氏

[東京 17日 ロイター] -

<三菱UFJモルガンスタンレー証券 チーフ投資ストラテジスト 藤戸則弘氏>

タカ派的な米連邦公開市場委員会(FOMC)を受けて、日本株も米株と同様に売りが先行した。ただ、荒い動きとなった債券市場の反応に比べると、株式市場への短期的なインパクトは限られそうだ。

為替の円安が追い風となる輸出関連株のほか、医薬品や食品といったディフェンシブ性の高い銘柄群への物色もみられる。日本株がどんどん売られる状況にはならないだろう。先行き1カ月の日経平均は、2万8500円―2万9500円のレンジ往来が継続すると見込んでいる。企業業績はしっかりしており、株価が下がれば買いたい向きも少なからずいる。

決算シーズンに向けては、業種間の強弱感が強まるだろう。空運や鉄道、外食、百貨店、旅行といったコロナ禍でダメージを受けた業種が、国内のワクチン接種の進展への期待先行で買われてきたが、実態が期待に届かないと確認されれば売られるリスクがある。一方、自動車や半導体関連、DX関連といった業績堅調な業種は買われそうだ。結局、指数への影響はイーブンとなるだろう。

米金融政策の面で注目されるジャクソンホール会議を経て、夏の終盤から秋口にかけて米長期金利が上昇する局面が想定される。この際、日経平均は2万7000円付近への調整があり得る。ただ、相場が崩れれば政策対応への思惑も出やすい。年末にかけて再び3万円に向かう「谷越え」的な動きを想定している。

for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up