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シドニー外為・債券市場=豪ドル・NZドル小幅上昇、強い経済指標で

[シドニー 17日 ロイター] - オセアニア外国為替市場では、豪ドルとニュージーランド(NZ)ドルが小幅に上昇した。国内経済指標が力強い内容となったが、米金融政策のタカ派傾斜による影響を若干和らげるにとどまった。

豪ドルは9週間ぶり安値の0.7598米ドルから0.7626米ドルにやや上昇。ただ、16日の高値(0.7715米ドル)は大幅に下回っている。

NZドルも9週間ぶり安値の0.7043米ドルから0.7088米ドルに上昇。こちらも16日の高値(0.7155米ドル)を下回っている。

豪ドルとNZドルはオーバーナイトで急落。米連邦準備理事会(FRB)が15─16日に開いた連邦公開市場委員会(FOMC)で、利上げ時期の見通しを2024年から23年に前倒した。また、テーパリング(量的緩和の縮小)に関連して経済状況の進展について討議した。

一方、NZが17日発表した第1・四半期国内総生産(GDP)は季節調整済みで前期比1.6%増加。NZ準備銀行(中央銀行)の予想(0.6%減)よりはるかに強い内容で、早ければ22年第3・四半期を想定する中銀の利上げ見通しを支持する結果となった。

キーウィ銀行のチーフエコノミスト、ジャロッド・カー氏は「きょうの強い統計を受け、中銀の想定より早い時期に利上げ観測が前倒しされる可能性がある」と指摘。「健全な経済状況が引き続きデータで示されれば、22年5月の利上げ開始が濃厚になる」と述べた。

NZ国債は売られ、10年債利回りは15ベーシスポイント(bp)上昇の1.81%となった。

5月の豪雇用統計も堅調で、就業者数が11万5200人増と、予想の3万人を大幅に上回る増加だった。失業率は5.1%に低下。アナリストは横ばいの5.5%を見込んでいた。

豪中銀のロウ総裁はこの日、24年まで利上げの公算は小さいとの見方を改めて示したが、好調な経済指標によって中銀のスタンスが今後試される可能性がある。

BISオックスフォード・エコノミクスのシニアエコノミスト、ショーン・ランケーク氏は「労働市場は中銀の見通しに先行しており、賃金圧力は中銀の予想より早期に現れるだろう」と指摘。「ロウ総裁のきょうの発言は比較的ハト派的だったが、それでも中銀は利上げ計画を23年に前倒しする必要が出てくるだろう」と述べた。

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