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株式こうみる:ポジション調整、下げは一時的か=岩井コスモ証 林氏

[東京 21日 ロイター] -

<岩井コスモ証券 投資情報センター長 林卓郎氏>

きょうの日本株は米連邦準備理事会(FRB)高官のタカ派発言を受けた米株安の流れを引き継ぐ展開となっている。利上げのタイミングがマーケットが見込んでいるスケジュールよりも早まるとの懸念が再燃し、それに伴うポジション調整で売りが先行している。海外要因なので致し方ないものの、やや過剰反応しているようにみえる。

2月に大幅安となった際には、米長期金利の上昇を嫌気してグロース株が総じて売り優勢となった。きょうもおおむね全面安ではあるものの、自動車や化学など世界経済の動向に左右されやすい銘柄の下げが特に目立っている。一方で、ワクチン接種の拡大や脱コロナを意識した物色の動きも一部ではみられる。米長期金利の低下を踏まえると、今後はグロース株を買い戻す動きも見込まれるため、下げは一時的とみている。

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