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[東京 22日 ロイター] - 自民党の二階俊博幹事長は22日の定例会見で、東京五輪・パラリンピックの会場で観客に酒類を提供するかどうか大会組織委員会で検討中であることについて、個人的な意見とした上で、五輪会場は禁酒を検討する必要があるとの見解を示した。観客の上限を定員の50%以内、1万人とする方針が決まったことに関しては、新型コロナウイルスの感染状況は予測の限りではないが、無観客など臨機応変な対応が重要だと述べた。
五輪会場での酒類提供の是非に関して、二階氏は「幹事長がどうこう発言して決まるものではないが、誰が考えてもなるほどと思う結論を見出すことが大事」と指摘。「私個人の考えを聞かれれば、このような事態なので、都民の皆さんに注意を喚起する意味では、アルコール禁止ぐらいはしっかり考える必要がある」と強調した。
秋の衆院選で自民党が勝利すれば、総裁選は菅義偉首相の無投票再選を支持するかとの問いには、仮定の質問だとして明言を避けた。
自民党総裁の任期が9月、衆院議員の任期が10月と近接しているため、一部で取り沙汰されている総裁任期の延長案については「誰からもそのような意見を聞いていない」とした。
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